インフルエンザ診断こそ腕の見せどころ！｜ブログ｜習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

さて今週に入ってインフルエンザが多くなってきました。当院では最初からインフルエンザが疑われる方は

迅速検査→診察という手順を踏んでおります。通常は問診→検査→診療という３段階ですが、待ち時間短縮の

ため、最初に検査を行います。

そのインフルエンザ迅速検査の正確性は？　一般には検査で陽性にでるのは６５％程度といわれております。

熱が出て間もなかったり、あるいはだいぶたっても鼻水の量が少ない場合はなどは検査キットが陽性に出にくいのです。

どんなにがんばっても３人に１人は検査で拾い上げられないとなると、最終判断は医師の力量になります。

家族内発生で急な発熱、寒気、倦怠感、頭痛、鼻水といった症状があればほぼインフルエンザといっても過言では

ないでしょう。そういった場合は検査なしで抗インフルエンザ薬を処方することもあります。

難しいのは周囲で流行していないが、インフルエンザのような症状があり、検査で陰性の場合です。

喉の奥をみると咽頭後壁リンパ節というのが腫脹している場合にはかなりの確率でインフルエンザと診断できます。

だから喉を診るのです。検査陰性→医者の腕の見せ所です。

あるいは本人に聞いてみるとか？　「前にかかったインフルエンザと症状似ていますか？」

でもちょっぴり世間的な質問過ぎで医療関係者から発する質問としては恥ずかしいかも・・・・・・