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甲状腺外来

Thyroid

甲状腺外来|たけしファミリークリニック|北習志野・習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

たけしファミリークリニックの甲状腺外来

「最近、疲れやすい」「体重が変わった」「首にしこりを感じる」
――そんなときは甲状腺のサインかもしれません。

甲状腺のイラスト

当院では、家庭医として地域の皆さまの身近な健康を守る立場から、甲状腺の病気を“こわくない・わかりやすい”診療でサポートしています。
甲状腺疾患は専門病院でなくても早めの診断が大切です。必要に応じて連携病院と協力しながら、検査・治療・フォローアップをトータルで行っています。

甲状腺とは?

甲状腺は、首の「のどぼとけの下」にある小さな臓器で、体の代謝を調節するホルモンを作っています。
このホルモンは体温、心拍、エネルギー代謝などを整える働きをしており、健康維持には欠かせません。
甲状腺の近くには「副甲状腺(ふくこうじょうせん)」という米粒ほどの臓器が4つあり、カルシウムのバランスを保つ役割をしています。名前は似ていますが、別の臓器です。

甲状腺ホルモンの異常

甲状腺ホルモンが多すぎる「亢進症」と、少なすぎる「低下症」があります。どちらも全身に影響し、女性では更年期症状と似て気づかれにくいこともあります。

ホルモンが多すぎるとき(亢進症)

代表的な疾患:バセドウ病

  • 動悸や息切れがする
  • 暑がりで汗をよくかく
  • 手がふるえる
  • よく食べるのに体重が減る
  • イライラしやすい

ホルモンが少なすぎるとき(低下症)

代表的な疾患:橋本病

  • 疲れやすく、だるい
  • 体が冷える
  • 顔や手がむくむ
  • 体重が増える
  • 集中力が続かない

血液検査と超音波(エコー)検査で簡単に調べることができます。

甲状腺のしこり(結節)について

首にしこりを感じたり、健診で指摘されることがあります。これは「結節性甲状腺腫」と呼ばれ、多くは良性ですが、一部はがん(甲状腺がん)のこともあります。

良性の代表例は「腺腫様甲状腺腫」や「濾胞腺腫」。
悪性では「乳頭がん」が約9割を占めます。
多くは痛みもなく、検診やエコーで偶然見つかります。

当院では甲状腺専用の高解像度エコー機器を用いて、しこりの形・大きさ・性状を詳細に評価します。
必要に応じて、穿刺吸引細胞診(しこりの細胞を調べる検査)を行う専門施設へ速やかにご紹介します。

当院で行える検査

甲状腺疾患の診断には「血液検査」と「エコー検査」が基本です。
当院では以下の検査を院内で迅速に行うことができます。

甲状腺ホルモン・自己抗体を調べる血液検査

TSH、FT3、FT4、TgAb、TPOAbなどを測定。

甲状腺・副甲状腺の超音波検査(エコー)

結節や腫大、血流の状態をリアルタイムで評価。

骨密度測定(DEXA法)

副甲状腺機能異常による骨量低下の確認に有用。

心電図・採血・尿検査などの一般内科検査

全身のバランスをみながら治療をサポート。

エコー検査は痛みがなく、放射線被曝もない安全な検査です。診察のその場で実施できるため、結果をすぐにお伝えできます。

代表的な甲状腺疾患

バセドウ病

体の免疫が甲状腺を刺激してホルモンを出しすぎてしまう病気です。
動悸・体重減少・眼の突出などが現れることがあります。
主な治療は抗甲状腺薬の内服で、定期的に血液検査を行いながらホルモンバランスを整えます。
薬で効果が不十分な場合は、放射線ヨウ素治療や手術療法が選択されます。

橋本病
(慢性甲状腺炎)

自己免疫が原因で甲状腺に慢性的な炎症が起こる病気です。
症状が軽い方も多いですが、進行するとホルモン分泌が低下し、体の冷えやむくみ、疲れやすさが出てきます。
血液検査で抗体やホルモン量を確認し、必要に応じて甲状腺ホルモン剤で補充します。

副甲状腺の病気

副甲状腺ホルモンはカルシウムの調整役です。
ホルモンが多く出すぎると「副甲状腺機能亢進症」となり、血中カルシウムが高くなります。

主な症状

  • 物忘れが増える
  • 倦怠感、筋力の低下
  • 食欲がない
  • 水をよく飲む・尿が多い
  • 集中できない

血液・尿検査やエコーで診断し、原因が副甲状腺にある場合は手術を、腎臓病など他の病気が原因の場合は内服治療を行います。

当院の方針

甲状腺の病気は、適切な検査と治療でほとんどの方が安定します。
当院では、症状の経過や生活習慣も含めた「全身の視点」で診察を行います。

  • 初診時の丁寧な問診と説明
  • 最新エコーによる即日評価
  • 血液検査のスピーディーなフィードバック
  • 必要に応じた専門医・病院との連携

この体制により、初診から治療方針決定までをスムーズに進められます。

甲状腺のエコー検査のイラスト

院長より

甲状腺の病気は、放っておいてもすぐに命に関わるものではありませんが、日々の体調や気分、生活の質を左右します。
「年齢のせいかな」「更年期かも」と思っていたら、実は甲状腺のせいだった――そんな方も少なくありません。

当院では、ちょっとした違和感でも気軽に相談できる甲状腺外来を目指しています。
体調が気になるときは、どうぞ遠慮なくご相談ください。
あなたの体と心のバランスを整えるお手伝いをいたします。

たけしファミリークリニック 甲状腺外来

家庭医・総合診療医として、地域の皆さまに寄り添い、
「早く気づいて、やさしく治す」医療を大切にしています。

よくある質問

どんな症状があれば受診したほうがいいですか?
「最近疲れやすい」「汗が多い」「寒がりになった」「体重が変化した」「首にしこりを感じる」など、ちょっとした変化でも受診をおすすめします。
甲状腺の異常は、更年期やストレスの症状と似ていることが多いため、血液検査で確認することが大切です。
検査はどれくらい時間がかかりますか?
初診では診察・血液検査・エコー検査を行い、30〜40分程度が目安です。
血液検査の結果は数日以内にわかり、結果説明と治療方針をご案内します。
検査は痛いですか?
超音波(エコー)検査は痛みがなく、放射線も使わない安全な検査です。
血液検査は腕から少量の採血を行うだけです。小さなお子さまやご高齢の方でも安心して受けられます。
甲状腺の薬は一生飲まなければいけませんか?
病気の種類によります。
バセドウ病では数年の治療で自然に落ち着く方もいますし、橋本病では甲状腺ホルモン剤を長期的に続ける方もいます。
医師が定期的にホルモン量を確認し、状態に合わせて減量・中止を検討します。
女性で妊娠を希望していますが、治療中でも大丈夫ですか?
甲状腺ホルモンは妊娠にも大切な役割を果たします。
妊娠を希望される場合は、ホルモンバランスを整えてから妊娠することで安全に経過できます。
使用できるお薬も限られているため、主治医にご相談ください。
健診で「甲状腺にしこり」と言われました。がんでしょうか?
甲状腺のしこりの多くは良性です。
当院では、エコー検査でしこりの性状を詳しく確認し、必要に応じて専門施設で細胞検査を行います。
早期発見・正確な評価で、過剰な不安を減らすことができます。
他の病院で治療中ですが、相談だけでもいいですか?
もちろん大丈夫です。
薬の副作用や治療の経過が不安な場合、セカンドオピニオンとしてもご相談ください。
検査結果をお持ちいただければ、経過の比較もスムーズに行えます。
保険は使えますか?
甲状腺ホルモン検査・エコー検査・治療はすべて保険適用です。
自由診療ではなく、一般的な医療保険で受けられます。
検査機器はどんなものを使っていますか?
当院では高精度のデジタル超音波装置を導入し、甲状腺や副甲状腺をミリ単位で評価できます。
また、血液検査も院内で迅速測定が可能で、ホルモン値の変化を早く把握できます。
骨密度測定装置もあり、副甲状腺疾患に伴う骨量変化のチェックも行っています。

*「インターネット受付」「お電話でのご予約」は、予約の人数が上限に達した場合は、予約を終了することがございますが、ご了承ください。

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