物忘れ外来
Forgetfulness
〒274-0063千葉県船橋市習志野台6-3-25
物忘れ外来
Forgetfulness
物忘れ外来って?~認知症かもと思ったら~
加齢とともに身体機能が衰えるのと同じく、認知機能も徐々に衰えていくのはよくあることです。その異変で「認知症かも?」「でもどこで検査してもらえばいいかわからない」と戸惑う高齢者やご家族は少なくありません。そんなときのために知っておきたいのが「物忘れ外来」の存在です。
物忘れ外来とは、老化に伴う正常な「物忘れ」と「認知症」を区別し、認知症を早期発見・治療するための外来です。
高齢になってから物忘れが増えると、「認知症ではないか」と心配されるケースが多いですが、「加齢に伴う物忘れ」と「認知症」は違うもので、前者の「加齢に伴う物忘れ」は基本的には心配する必要のない自然現象です。
両者は、以下のように見られる症状が違います。
両者の見分けは本人はもちろんご家族でも難しいため、専門医のもとできちんと検査を受ける必要があります。また、物忘れは認知症レベルまでには認知機能が低下していない「軽度認知障がい(MCI)」から起きることもあります。軽度認知障がいはその後認知症に移行することもあるので、早期発見が重要です。
そういった際に適した受診先となるのが「物忘れ外来」です。
物忘れ外来ではどんな検査を行う?
物忘れ外来では、認知症か物忘れかを判別するために、次のような検査を行います。
1
問診
いつ頃からどのような行動に違和感を覚えたのか、現在困っていることは何か、これまでかかったことのある病歴や現在の健康状態などを尋ねます。
頭にケガをしたことがある方は、そのときの外傷が認知症を引き起こしている可能性があるので、転倒などで頭をぶつけたことがないか確認します。
2
簡易認知症検査(MMSE)
知的機能や認知機能、記憶力、実行機能を確認するため、簡単な質問(「今日は何月何日ですか?」と尋ねたり、簡単な計算問題をする)を投げかけて、脳の働きをチェックします。
3
脳画像検査
MRIやCTなどの画像検査を実施して、脳の海馬の萎縮や、脳出血・脳梗塞などの脳血管障がいの有無を調べたり、脳の血流量を調べたりします。
4
血液検査
認知症か物忘れか、それともうつ病、甲状腺疾患、感染症などを鑑別するため、血液検査などを実施することがあります。
物忘れ外来にかかる費用
基本的に医療保険の適用になる検査が多く、費用は検査数や種類によって大きく変わります。
例えば、3割負担の場合
となる場合が多いです。
認知症の種類
認知症にはいくつかの種類がありますが、主なものとして以下の4つが挙げられます。
このうち約60%はアルツハイマー型認知症が原因で、約20%は脳血管性認知症によるものとされています。一般的に認知症=アルツハイマーと認識される方が多いですが、それぞれ症状や適切なケアに違いがあります。認知症の種類を把握して適切な対応を行いましょう。
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