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消化器・胃カメラ(腹部エコー)外来

Gastroscope

消化器・胃カメラ(腹部エコー)外来|たけしファミリークリニック|北習志野・習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

消化器・胃カメラ・(腹部エコー)外来

消化器内科では、食道、胃、十二指腸、大腸、肝臓、胆嚢、すい臓、腎臓などの病気に関する専門的な診療を行っております。

このような症状の方はご相談ください。

  • 喉のつかえ感
  • 胸やけ、胸のつかえ・胸の痛み
  • 慢性の咳
  • 吐き気
  • 胃の痛み、胃の不快感
  • 上腹部の痛み
  • みぞおちの痛み
  • 食欲不振
  • 便秘
  • 下痢
  • 吐血
  • 下血
  • 全身倦怠感
  • 体重の減少
  • 黄疸
  • 検診異常(便潜血反応陽性、ピロリ菌陽性、肝機能異常)
  • 貧血を指摘されている
  • 過去に胃潰瘍や十二指腸潰瘍になったことがある
  • 血縁者に胃がんになった人がいる

当クリニックの胃カメラは痛みの少ない細い管での経口、経鼻のどちらかを選択できます。

経鼻、経口の二つのやり方

口から胃内視鏡

口から胃内視鏡

鼻からの胃内視鏡

鼻からの胃内視鏡

ピロリ菌

ピロリ菌とは

ピロリ菌は正式名称をヘリコバクター・ピロリといいます。大きさは1000分の4mmととても小さく、らせん状の形をした細菌です。ピロリ菌は胃の粘膜に感染します。胃の中は、胃酸で非常に強い酸性状態であるため、通常細菌は生きていられません。しかし、ピロリ菌は酸を中和する酵素「ウレアーゼ」を出して酸から身を守ることができるため、そういった過酷な環境下でも生きることができます。

ピロリ菌の感染経路と原因

一般的には胃酸分泌の未熟な幼少期の感染がほとんどで、胃酸分泌が確立されている成人では、たとえ口からピロリ菌が入っても、感染することは少ないとされています。感染経路としては、ピロリ菌に汚染された水の飲用、ピロリ菌感染者からの口移し、食器や箸などの共用などが挙げられます。

ピロリ菌感染によるリスク

ピロリ菌は、いずれかの感染経路によって幼少期に感染すると何十年もの間、胃粘膜に生息することになります。ほとんどの人は無症状ですが、胃痛、胃もたれ、胸焼けといった症状が出る人もいます。また、ピロリ菌が胃酸に対抗するための反応でアンモニアが発生するため、口臭が強くなるともいわれています。
ピロリ菌は胃粘膜の表面の粘液を減らし、粘膜を剥がし落とすため、胃粘膜に炎症が起きます。この炎症が胃潰瘍十二指腸潰瘍、長きにわたって胃炎の状態が続くことで胃粘膜が全体的に薄くなる萎縮性胃炎という慢性胃炎の状態になります。
萎縮性胃炎は胃癌が発生する素地であり、胃癌のほとんどはピロリ菌に感染して炎症をおこした、この慢性胃炎の胃粘膜から発生します。

ピロリ菌のいない胃

ピロリ菌のいない胃

ピロリ菌のいる胃

ピロリ菌のいる胃

胃カメラでわかる主な疾患

逆流性食道炎

逆流性食道炎とは、胃酸や胃の内容物(消化中の食物、胃内に逆流した胆汁など)が、食道に逆流して、食道の粘膜に炎症が起きた状態です。
加齢や食生活の欧米化、喫煙・飲酒などの生活習慣、肥満が要因となり、近年増加しています。主な症状は、胸やけや酸っぱい液がのどまで上がってくる(呑酸、どんさん)、胸の痛み、長く続く咳、のどの違和感、不眠などです。

軽度の逆流性食道炎

軽度の逆流性食道炎

食道粘膜の正常像で透けて見えた血管は消えて、全体に白っぽくなっています。線状の赤い張り出しが逆流所見の典型例です。

重度の逆流性食道炎

重度の逆流性食道炎

赤い出血を伴う、帯状の粘膜の途切れが横方向にもつながっています。全体に広がりが悪く、逆流症状の慢性化で食道が固くなっている状態です。

食道バレット上皮(バレット食道)

食道と胃のつなぎ目の食道粘膜が、胃の粘膜に置き換わっていることをバレット上皮といいます。食道がんのリスクとなり、原因として逆流性食道炎が示唆されています。
一度でも食道バレット上皮を指摘されたことがある方は、定期的に内視鏡検査を受けていただくことが望ましいです。

食道バレット上皮

食道バレット上皮

赤い張り出しが、真ん中の皺になっている胃粘膜から大きく手前に張り出しています。食道がん発生の懸念もあり、定期的な胃内視鏡が勧められます。

食道がん

またお酒を飲まれる方、たばこを吸われる方に多く発生します。飲み込むときに、「なにかしみる感じがする」「飲み込みにくい」などの症状があります。
食道がんは、初期にはほとんど自覚症状がありませんので、早期発見されるのは、胃カメラで偶然に発見される例がほとんどです。予後の良くないがんと言われていますが、早期に発見できれば内視鏡的治療が可能です。
日常的にお酒を飲まれる方、喫煙される方には、定期的な内視鏡検査をお勧めします。

食道の正常像

食道の正常像

食道は元々、このようにまっすぐに胃へと伸びています。

早期食道がん

早期食道がん

画面右下に白い粒状の小隆起と、やや陥凹した赤みの部位が見られます。

進行食道がん

進行食道がん

食道がんが食道内腔を塞いでしまい、奥の内腔を確認できません。

萎縮性胃炎

長期にわたり胃炎が続いている状態のことをいいます。
ピロリ菌が原因となることが多いと言われています。症状は多岐にわたりますが、胸やけ、胃もたれが典型的な症状です。

萎縮性胃炎

萎縮性胃炎

胃の粘膜がピロリ菌の出すアンモニアにより薄くなってくる現象です。
萎縮が進むと胃の粘膜が白っぽくなり血管が透けて見えるようになります。
この萎縮は年齢とともに胃の出口から胃の入り口に向かって進行していきます。

胃ポリープ

胃にできるイボのように膨らんだ粘膜のことです。胃ポリープには胃底腺ポリープ、過形成性ポリープ、特殊型(炎症性、症候性、家族性)がありますが、ほとんどは胃底腺ポリープか過形成性ポリープです。
胃底腺ポリープは、ピロリ菌が感染していない胃に発生するポリープで、胃がんに変化することはほとんどありません。一般的には切除はせずに経過観察となります。
過形成性ポリープは、ピロリ菌が感染している胃に発生するポリープで、赤色のことが多いです。5%未満でがんに変化する可能性があり、1年ごとの胃カメラによる経過観察が望ましいとされます。

胃底腺ポリープ

胃底腺ポリープ

胃体部に多発した胃底腺ポリープです。
多発していてもがんのリスクはなく問題はありません。女性に多い事が特徴です。

過形成性ポリープ

過形成性ポリープ

胃の前庭部に出来た過形成性ポリープです。
この程度のポリープなら除菌後に消失することが多いです。大きくなると貧血の原因になる事もあります。

胃がん

胃がんは、日本人に最も多いがんの一つです。
胃粘膜の細胞ががん細胞に変化したもので、がん細胞は増え続けて塊(腫瘍、しゅよう)をつくります。大きくなった胃がんは胃の壁を通る血管やリンパ管を侵し、肝臓や肺などの胃以外の臓器やリンパ節に飛ぶように広がったり(転移)、胃の隣にある膵臓、大腸、腹膜を直接侵したりします。
症状としては、腹痛、黒色便、体重減少などがあげられますが、胃がんが小さい段階では無症状のことが多いです。残念なことに、これらの症状があってから検査して胃がんと診断されたときには進行がんとなっていることがほとんどです。早期の胃がんは、内視鏡治療のみで完治するため、胃がん健診は大切です。
また、ピロリ菌が発生に関与していることが多く、ピロリ菌の検査を受けることも大切です。

早期胃がん

胃底腺ポリープ

画像下側にわずかな白い陥凹部分と隣り合うわずかな赤い隆起。

胃の正常像

胃の正常像

早期胃がんと同部位の正常像です。
粘膜の凹凸はありません。

進行胃がん

進行胃がん

不整に隆起した胃がんによって、胃の内腔がほぼ塞がっています。

胃の正常像

胃の正常像

進行胃がんと同じ部位の正常像です。
大きな内腔が保たれています。

胃潰瘍

ピロリ菌が原因となることが多いと言われています。痛みは食後にお腹の上部、みぞおちあたりに感じられます。

胃潰瘍

胃潰瘍

凹んだ潰瘍に厚い白色の付着物、白苔(はくたい)が特徴です。
白苔は凹凸がなく、表面は滑らかな外観です。白苔の周りには赤い均一な縁取り、再生上皮があります。

胃の正常像

胃の正常像

胃潰瘍と同じ部位の正常像です。

十二指腸潰瘍

胃潰瘍同様に、ピロリ菌が発生に関与していると言われています。十二指腸の中でも球部といって胃に近い部位にできることが多いです。十二指腸の壁は胃の壁と比較して薄いため、進行すると穿孔(壁に穴が開くこと)する場合もあります。
痛みはお腹の上部、みぞおちあたりに感じられ、空腹時や夜間睡眠中に多く出現します。
十二指腸潰瘍は20代から40代までの若い方に多いのが特徴です。

十二指腸潰瘍

胃潰瘍

赤い粒が見えますが、これらは小血管です。

十二指腸の正常像

胃の正常像

十二指腸と同じ部位の正常像です。

腹部エコーでわかること

腹部エコー検査では、腹部臓器(肝臓や、膵臓、腎臓など)の異常や血流などを調べます。具体的には各臓器の腫瘍や結石、出血や血流障害などがわかります。

腹部エコー検査

腹部エコーの画像の見え方

前面からみた内臓 前面からみた内臓
前面からみた内臓
胆嚢のエコー画像
早期胃がんと同部位の正常像です。粘膜の凹凸はありません。
背面からみた内臓 背面からみた内臓
背面からみた内臓
肝臓のエコー画像
肝臓のエコー画像

腹部エコーでわかる主な疾患

  • 肝臓:肝臓がん、肝硬変、肝のう胞、肝膿瘍、脂肪肝など
  • 胆のう:胆のうがん、胆石、胆のうポリープ、胆のう炎など
  • 胆管:胆管がん、胆管結石など
  • 膵臓:膵臓がん、膵炎など
  • 脾臓:脾腫など
  • 腎臓・尿管:腎結石、尿管結石、腎のう胞など
  • 大動脈:大動脈瘤など
  • その他:腹水、虫垂炎(いわゆる、「もうちょう」)など

よくある質問

胃カメラ検査は経鼻・経口のどちらがいいですか?
経口は昔から行われてきた手法で、口から内視鏡スコープを挿入します。経鼻は、極細のスコープが登場した近年に普及し始めた手法で、鼻から挿入します。舌の根本には触れると反射的に強い嘔吐感が襲ってくる場所があり、口から挿入する経口検査ではスコープが絶えず、この嘔吐反射を起こす場所に触れているため苦しい検査になりやすい傾向があります。経鼻検査は嘔吐反射の起こる部分にスコープが触れることがないため、とても楽に受けることができ、局所麻酔も少量で済みます。歯磨きをするとオエっとしやすい方など、嘔吐反射が強い方には経鼻検査がおすすめできます。また、当院では軽い鎮静剤を使ってウトウトした状態で楽に受けられる内視鏡検査が可能ですので、経口検査であっても痛みや苦しさなく検査を受けていただけます。
胃がん検診を受けようと思っていますが、バリウムと胃カメラ、どちらの方がよいですか?
胃がん検診については、以前はバリウム検査(胃透視検査)がまず行われ、異常があった場合に二次検査(精密検査)として胃カメラ(内視鏡検査)が行われていました。
胃透視検査は、飲んだバリウムを胃の中に薄く広げて、胃の形や表面の凹凸をレントゲンで観察するものです。一方、内視鏡検査は先端についた小型カメラで胃の中を直接観察するものです。言い換えれば、胃透視は白黒の影絵を見ているにすぎず、凸凹のない平坦な病変や色の違いは認識できませんが、内視鏡は色の変化やわずかな粘膜の隆起や凹み、模様のちがいを認識できます。特に早期の胃がんにおいては、病変がわずかな隆起や凹み、周囲の粘膜との色の違いとしてしか認識できないことが多いため、内視鏡の方がこうした病変の指摘には断然優れています。また、内視鏡では食道についても胃と同じ様に観察できますが、胃透視では食道はさっとバリウムが流れてしまうため、小さな病変や平坦な病変の指摘は困難です。さらに、内視鏡では“がん”が疑われたら、その病変の組織を一部採取(生検)して、病理診断(顕微鏡診断)によって“がん”かどうかの確定診断をつけることができます。
胃内視鏡検査は何年に1回(どのくらいの間隔で)受ければいいですか?
患者さんの状況(飲酒や喫煙、家族歴など)、ピロリ菌感染の既往や大腸ポリープの有無などによって大きく変わります。
がんの発育速度は臓器によって異なります。一般的な胃癌は発生してから約2年、大腸癌では発生してから約5年で進行がんに移行していくと言われています。
ピロリ菌検査はしてもらえますか?
胃カメラの検査を行って、ピロリ菌の存在が疑われた方に関しては保険診療内でのピロリ菌検査が可能です。自費診療という形であればそれ以外の方の検査も承っています。

*「インターネット受付」「お電話でのご予約」は、予約の人数が上限に達した場合は、予約を終了することがございますが、ご了承ください。

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