今年のインフルエンザ最新情報｜ブログ｜習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

今年のインフルエンザの流行は例年よりも時期が早まっております。まだワクチンをうっていない人も

いるとは思います。

インフルエンザの感染は主に飛沫感染。2メートル離れていてもくしゃみや咳などで感染を起こします。

潜伏期間は１～４日間（平均は２日）

症状は急な発熱３８．５度以上、頭痛、寒気、倦怠感、筋肉痛が起こります。

発症のスピードが急で朝は何ともなかったのだけれど、昼過ぎから熱と頭痛が・・・・

なんていう症状が多いです。

小児では下痢、嘔吐を訴える子も結構います。

また高齢者の場合は熱がでないこともあるので要注意です。だるい、食欲がないと言う場合でも

インフルエンザだったりすることがよくあります。

診断ですが、インフルエンザ検査の精度はまだまだ低いのです。

感度６０～７０％ですので、インフルエンザの人であっても３人に１人は陰性になります。

我々医師は検査に頼らず、周囲の状況や症状でインフルエンザかどうかを診断します。

治療は早期であれば抗インフルエンザ薬で少し早く熱がさがりますが、基本何もしなくても

自然に治る病気です。

いくつかお薬がでておりますが、一番信用性が高く、安い薬といえば

「タミフル」です。後発品もあるため、より安く処方できます。ただし、吐き気の副作用が

あるというデメリットもありますが、吸入できない小児にはこの薬以外はありません。

合併症ですが、

肺炎になってしまう人は統計的には１００人に１人。これは抗インフルエンザ薬を使っても

予防できません。