認知症が心配な方へ・・・・・｜ブログ｜習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

高齢になればなるほど大きな問題になってくるのが「認知症」です。認知症は単純な物忘れとは違って、

徘徊、失禁、幻聴、せん妄などを生じ、やがて自分一人で暮らすことができなくなってくる恐れの

ある病気です。２０１５年の時点では２５０万人でしたが、

２０４０年には３８５万人になると予想されております。

これは生産人口の１５人に１人にあたります。

認知症ががんと違って急激に悪化して数年で亡くなってしまうというようなことはあまりないですし、

何といって

自覚症状がない、つまり自分では全く困っていないことが多いです。

配偶者や兄弟、子供が最近おかしいといって連れてくるケースが多いです。

最近では運転免許の問題などもあり、厚労省も積極的に認知症早期発見とサポート体制を強めております。

どうやって診断するのかというと、当院では問診、認知症簡易チェックテスト、

血液検査、尿検査、そして頭部MRI

を実施します。

すべて保険診療でカバーすることができて、検査の結果がでるのは約１週間でわかります。

若年性認知症についても同じです。

認知症と診断された場合は、進行を遅らせる薬や生活運動指導などを実施します。