漢方薬の落とし穴！｜ブログ｜習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

当院では漢方治療も致します。

ただ漢方についてすこし注意が必要です。

漢方薬というと何か病気を根本から解決するいい薬だったり、副作用がすくないと認識している方がいます。

すぐには効果がないからしばらく飲み続けなくてはいけない・・・・

こうした考えはすべてウソであると言えます。

漢方薬は

①即効性がある

②副作用も西洋薬と同じくある

③すべての人に効果があるわけでなく、効く人と効かない人がいるということです。

また小児への漢方薬投与もかなり気を付けないといけない点があります。

小児は体格が小さいので当然大人よりかなり減量した処方内容になります。

副作用で多いの吐き気、下痢、食欲不振といった胃腸障害です。その他薬疹もあります。

また漢方の成分で「甘草」というのがあり、これをとりすぎるとむくんだり、血圧をあげたりします。

その他動悸、息切れ、めまいなどの症状も来ます。

小児に対して処方する場合は必ず服用日数（長期で服用が必要な疾患が小児は少ないのです）と副作用を必ず

説明して保護者が納得した形で処方します。