新型コロナ　小児は強い・・・・｜ブログ｜習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

新型コロナ感染者数も増え続け、そんな中でＧＯ　ＴＯ　キャンペーン。

なんか複雑です。世界的にみても今の時期やっているのは日本だけでしょうか。

封じ込めをしていなかったブラジルやスウェーデンは今や大変なことになっています。

さて、

学校で熱が出て病院受診して「コロナでは？」と心配される人も多くなっております。

今やどの学校でも環境衛生面でうるさいほどしっかり徹底してやっています。アルコール消毒、席をはなす、

朝礼禁止、マスク着用などなど。

そんな中でこどもたちへ新型コロナ感染はどう影響するのでしょうか？

学校でいくら感染対策をしたとしてもリスクはゼロにはならないでしょう。

新型コロナは流行する病気として有名はインフルエンザとよく比較されますが、

決定的な違いというと

「２０歳未満の小児感染者が圧倒的に少ない」ということ。

これは日本以外の国でも同じです。中国でも同じです、２０歳を超えると急に感染者が増えますが、

１０代未満は極めて少ないのです。

どうして？？

①感染しても症状が出にくい

②症状が出ても重症化しない

インフルエンサの場合は小さなお子さんが重症化しやすいという点がありました。

だから流行したらまずい→学級閉鎖だ！ということになりますが、

新型コロナに関しては学級閉鎖が有効なのかはまだわかっていません。

簡単に休園、休校すれば、その代償として多くの犠牲が生まれます。

小児よりまず、成人で広げないことが何よりも先なのです。