インフルエンザ検査は発症早期では陽性にならない？？？｜ブログ｜習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

インフルエンザ検査は発症してから１２時間以上たたないと陽性になりにくいという情報が一般化

しています。でもこれってホントにただしいの？

病院で行うインフルエンザ迅速テストは鼻汁の中にあるインフルエンザウィルスの量によって判定します。

だからまだ発症して間もないときでウィルスがあまり増えていない場合は確かに陰性になることもあります。

でも、そもそもインフルエンザ発症って〇時〇分って断定できるでしょうか？

寝る前は全く問題なかったのが、朝起きて体が少し寒くて、そして起きてから少ししてから体温を測ると微熱。

夕方になって39度を超えた！といって病院に来た場合、もしこの人がインフルエンザにかかっているならばは

発症はいつでしょうか？

まだこの点については専門家もはっきりしたことを言えません。ある人は発熱時＝発症と言いますが、

熱っぽくても体温を測定できない環境でいればどうすればいいのでしょうか？

患者さんが検査を希望しても「まだ時間がたっていないからやっても無駄」と検査をしないところもあると

聞きますが、当院ではできるだけ患者さんの希望に沿って検査をできるだけする方針です。

症状が軽いのに検査で陽性で「えっ、これがインフルエンザ？」というのもあります。軽症のインフルエンザは

特にタミフルとか使わなくても治るというのが事実ですが、インフルエンザと診断してあげるで患者さんに

何らかの有益があればそれはそれでクリニックとしてうれしいからです。

ですから、まだ発症間もないけれど・・・・とかこんなに症状が軽いけど大丈夫かな？と心配な方は

気兼ねなく受診してくださいね。