とっておきの食物アレルギー最新情報！｜ブログ｜習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

お休みの日も勉強です・・・・・

医者の休日というとゴルフやっているイメージ（古いですか）がありますが、

自分、ゴルフできません。

いや、苦手かなあ・・・・

休日にお勉強してえらい？？

いえいえ、医者は生涯職業人、つまり現役なので学び続けなくてはいけないのです。

休みの日こそ、新しい知識を仕入れるいいチャンスなのです。

今日はＺＯＯＭ、オンラインでアレルギーの講演を聞いておりました。

★生後３日以内に粉ミルクを飲ませると牛乳アレルギーの発症リスクを上げる

→びっくりしましたが、母乳ではなく最初から人工乳を選ばなくちゃいけない場合もありますよね。

★生後１カ月から粉ミルクを開始したほうが、将来牛乳アレルギーになりにくい

→生後すぐはダメだけれど、しばらくたってから粉ミルクを少しでも飲ませたほうがいいみたいです。

もちろん完全母乳を否定しているわけではありません。１日１回でも粉ミルクを少量与えてみましょう。

★赤ちゃんは皮膚ケアをしっかりすると食物アレルギーになりにくい

→これは以前から言われていることです。まずは保湿とスキンケアです！

もちろん扱う科は皮膚科ではなくて小児科です！！

★スキンケアがいい場合、生後３カ月ごろから卵を食べさせたほうがアレルギーになりにくい

→離乳食開始してすぐに卵をとっても大丈夫ということです。

５か月から卵ボウロ１個をすりつぶして与えることをお勧めします。

怖がって与えない方がアレルギーになりやすいということです。

★食物アレルギーを克服するためにはそのものを食べ続けなければ治らない

→アレルギーに該当するものに毎日接すればするほど治りやすいということです。

卵、牛乳、小麦が治りやすいというのは加工品を含めて毎日摂取することが普通だからです。

食べなくなってしまうとアレルギーがでてしまうのです。

イクラやエビ、そばなどは毎日食べることはそんなにないですよね。

だから、なかなかアレルギーを克服には至らないのです。

といったようなまさに「目からうろこ」のお話しでした。

医学知識はホントにスマホの新機種ではないですが、日進月歩です。

今後も新しい正確な情報を皆様にお伝えします。