暑い時期になると皮膚疾患が増えます。その代表が「あせも。医学的には汗疹といいます。
お子さんに多いイメージですが、大人もなります。
<なぜ、あせもができるのでしょうか?>
それは、汗をかいたままにしていると
汗の成分の塩分やほこりで汗の通り道が塞がれてしまい、
皮膚の内側にたまり、炎症を起こします。これが痒みの原因になります。
ちなみに汗をかかない犬はあせもにはなりません。
<あせもの予防と治し方>
①汗をかかない。
汗をかかなければあせもになりません。だから、エアコンを利用して涼しい環境にいること。
②汗をかいたらふくかシャワー
汗をそのまま放置すると、皮膚の表面に汚れがたまり、
汗の通り道がつまって「あせも」ができやすくなります。
汗をかいたら、シャワーを浴びて身体を洗い、清潔を保つようにします。
こまめに汗をふきとる習慣を。水にぬらしたタオルの方が、汗の成分をよく落とせます。
③吸湿性・通気性のいい下着を着る
④保湿剤を塗る
シャワーや入浴後には、肌の乾燥を防ぐために、保湿剤を塗り、肌のうるおいを保つようにします。
肌が乾燥していると、「あせも」ができやすくなります。
夏場はローションタイプの方が使いやすいですね。
⑤痒みのあるあせもにはステロイド入り軟膏が良く効きます。
あせもには2種類あってかゆみもないタイプは何もしなくても治ります。
かゆくて少し赤いタイプは「ステロイド入り軟膏」で炎症を抑えると治りが早いです。