〒274-0063千葉県船橋市習志野台6-3-25

050-5578-4993(予約専用)

ブログ

Blog

RSウィルスが猛威です。特効薬はないですが、吸入が効きます。|ブログ|習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

RSウィルスが猛威です。特効薬はないですが、吸入が効きます。

ただ今、保育園、幼稚園でRSウィルスが猛威を振るっております。

今頃から流行りだす、手足口病やヘルパンギーナはほとんどいなくて

どの子もRSばっかりです。

このウィルス、かかると治るのに時間がかかりますが、

気管支炎になるだけあって病院での吸入が最も効果があります。

<RSウィルスとは>

2歳ごろまでにほとんどの子供がかかる最もポピュラーな風邪のウィルス。

症状は鼻水→発熱、咳といった具合で始まり、気管支炎を起こす場合は

ゼイゼイします。

「保育園から病院で検査してもらって」といって受診される方がおります。

ここで検査について一言!

検査はインフルエンザのときと同じく、綿棒で鼻の奥をこすり、10分程度で結果が出ます。

ただし、検査の保険適応が1歳未満です。

1歳を超えた場合はその子の症状に応じて検査するかしないかを医師が決めます。

症状の安定しているお子さんに検査をするとあっという間に

検査キットがなくなってしまい、重症なお子さんに検査できなくなってしまいますので

検査対象になるお子さんを病院側がしっかり見定めないといけません。

RS陽性になっても特効薬はありません。

鼻水や咳を抑えるお薬や吸入を行います。

<どうしたら家族でうつらない?>

感染は飛沫感染です。

鼻水のついた手で触ったりするとそこにウィルスがついていますので

患者さんどの直接コンタクトを避けたり、触るところをアルコールでしっかり消毒してください。

6か月未満の赤ちゃんはかかると重症化することが多くなりますので

家庭内でできるだけ接触させないでください。

<いつから登園可能?>

RS陽性であっても陰性であっても登園基準は同じです。

熱もなく、食事もまあまあとれて、元気も普通に戻った場合は、

鼻水や咳といった症状があっても登園できます。

咳や鼻水が完全に止まるまで休ませる必要はありません。