２０２２年はまさしく「高齢者医療！」です。｜ブログ｜習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

２０２２年幕開けました！今年もよろしくお願いします。

さて今年の目標。

まあ、たけしファミリークリニックは年齢、疾患によらず、幅広く診療しているのがウリです。

ファミリークリニック→小児科を連想される方が多く、小児医療に関しては小児科専門医２名を

有し、満足できる医療を展開できております。

これからの日本に必要な医療って何？

最先端の手術やがんの治療なども確かに大切ですが、

今一番日本に足りないのは「高齢者医療」なのです。

小児人口はどんどん減り続ける一方で高齢者は爆発的に増加します。

年をとればどんな人でも病気になったり、ならなくても医療の介入が必要になることが多いです。

例えば、一人暮らしで夜トイレに起きて階段でつまづいて背中の骨を折ってしまった患者さん。

まずは整形外科に行き、骨折の治療をします。普通はこれだけで終わってしまいます。

ただ、この患者さんにはたくさんの潜在的な問題点があるのです。

＃夜間に何度もトイレに行く問題

＃ちょっとつまづいただけで骨折を起こす骨粗鬆がないか

＃不眠のお薬などを服用していないか？

＃筋力低下などはないか

＃独居で認知症は？

＃歩きにくいとかのパーキンソン病などはないか？

＃自宅の階段が急でないか

などたくさんあります。

もちろんこうした問題は本人は気が付かないし、整形外科医は骨折のことだけしかみませんし、

また風邪などひいて近隣の内科に行っても風邪薬をもらうだけです。

このような問題に対応するためにはやはり幅広い医学的知識もさることながら

患者さん背景に目を向けた医療をしつこいながらもやっていくことが必要なのです。

地域でこうした医療を行う同志が一人でも増えていって、高齢者が元気で長く生きられる

ようなシステム作りができればと思った年頭でありました。