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高齢者に優しい医療とは・・・・|ブログ|習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

高齢者に優しい医療とは・・・・

2025年以降はどんどん高齢化が進みます。

さて、お年寄りに優しい医療とは・・・

なんか漠然すぎてわかりにくい表現ですよね。

つまり、体にも金銭的にも負担がかからない医療を受けるのにはどうすればいいか?

年をとれば誰しも病気は見つかり、それが増えていきます。

そんな中でどうすれば健康で長生きできるのか?

まず、第一に

①今服用している薬の見直しをすること。薬を減らすこと。

高齢者への服薬指導 ~ポリファーマシーを防ぐために薬剤師ができること~ | ファーマボックス

 

実は当たり前のように飲んでいる薬の中で減らしたり、やめたりすることができるものがあります。

代表的なものが胃腸薬だったり、ビタミン製剤など。

また高脂血症も薬を飲まなくてもいい場合が結構あります。

骨粗鬆症についても3~5年間で服用を中止しなくてはいけない薬もあります。

血圧もしかり。だいぶ下がっているのに漫然と処方されている場合があります。

“多剤服用”の弊害(薬剤&サプリメント) - 慶喜

そのために、何をどうすればいいのか?

②通院するクリニックを絞る、1か所で診療してもらえるところを決める

たくさんのクリニックにかかればかかるほどお薬が処方されます。

薬の相互作用や過量投与につながる場合もあり、それをしっかりチェックする医師がいないのが問題。

高齢者の病気のほとんどが慢性疾患なので実は1か所の病院ですべて処方可能なのです。

例えば、

高血圧(内科)で頻尿(泌尿器科)で皮膚の痒み(皮膚科)で脳梗塞を以前やっている(脳神経外科)があり、

骨粗鬆症(整形)もかかり、不眠症(心療内科)にかかっている方は、

なんと6か所の病院に毎月行っていることになります。

おそらく飲んでいる薬もかなりの数になるはず。

これを1か所に絞ることができます。そうすれば必要ない薬が削られ、また通院も楽になるし、

医療費も少なく済みます。

【おぼえておきたい】かかりつけ医の役割と7つのメリット - LIFULL 介護(ライフル介護)

実は厚生労働省が昨年度あたりから、テコ入れして「かかりつけ医制度」を推奨しております。

コロナになって、「急に発熱したが、いつも行っている病院が断れた」ということが相次ぎ、発熱難民が続出。

そんなことから発熱も断らず、何でも相談にのってくれるかかりつけ医を一人一人見つけていきなさいということなのです。

これは6歳未満の小児では数年前から始まっている制度でもあります。

まずは、たくさんお薬をもらっている方、あるいは将来の健康不安がある方は

かかりつけ医(総合診療)を掲げている医師にお気軽に相談ください。

「かかりつけ医制度」について | 患者さんへ知っていただきたいこと | 福岡大学病院