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食べて治そう!!食物アレルギー|ブログ|習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

食べて治そう!!食物アレルギー

台風15号の影響で千葉県内は大規模停電にみまわれた地域もありましたが、クリニック周辺(船橋市)は

被害はなくて通常通り診療できました。

さて今回は食物アレルギーです。

(質問)なぜ赤ちゃんで初めて食べたものでもアレルギー反応がでるのか?

(答え)食物アレルギーのある赤ちゃんは離乳食を始めるより、

前に何らかの形でアレルゲンが体内に入ってすでに抗体が出来上がっているということです。

では、どうやって体内に入っているのかというと、

皮膚から侵入しているということが分かってきました。

ジクジク・ガサガサしている(肌の防御機能が破綻してしまっている)と、

そのような肌からアレルゲンが微量ながら侵入し、

皮膚から侵入することによってアレルギーを発症しやすい方向へ免疫反応が傾き

抗体が作られるということが分かってきています。赤ちゃんのスキンケアがとても重要になります。

<質問>

食物アレルギーの治療は?

<答え>

子供に多い食物アレルギーは卵・牛乳・小麦なのですが、

この三つのアレルギーは、治りやすいアレルギーです。

ただ、そば、ピーナツ、エビ・カニなどのアレルギーは赤ちゃんの時にはあまり起きないのですが、

大きくなるにつれて発症していきます。

これらのアレルギーは、一度発症すると治りづらいです。

当院では食べて治す「経口免疫療法」をおこなっております。

赤ちゃんの時に食べられなくても、年月が経てば大部分の子は自然に食べられるようになります。

しかし、小学校に入っても卵が食べられない、牛乳が全く飲めないという人は少なからず存在し、

そのような子は放っておいても自然に治る確率はかなり低いです。

そういった子を減らしていくには、

1gでも食べられるのなら赤ちゃんのうちから少しずつでも体に取り入れていって

慣らしていくことが重要です。

もちろん、自己流でやることには非常に心配な点もありますのでアレルギー食の進め方などについては

お気軽にご相談ください。