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風邪の常識・非常識|ブログ|習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

風邪の常識・非常識

「抗生剤を早めに飲むと風邪が治る」「汗をかくと治る」というのは風邪診療で非常識、間違った知識。

風邪を引き起こすウィルスは200種類もあります。インフルエンザに効く薬はありますが、

風邪に効く薬はありません。

となると風邪だとわかれば家でじっと寝ているというのは間違っていません。

しかし、発熱=風邪ではないので、落とし穴が待っています。

こんな時は病院受診をしてくださいという二つの場合を説明しましょう。

①高熱が4日以上続く。

通常風邪の場合は長くても3日以内で高熱がおさまることが多いです。それ以上長く続く場合は、肺炎、

腎盂腎炎などの細菌感染だったり、あるいは感染症以外の病気の可能性も出てきます。

 

②いったんよくなりかけてぶり返す

風邪がいったん良くなりかけたのにぶり返すことがあります。

いわゆる「風邪をこじらせた」状態で、改善傾向にあると思っていたら再び高熱が出たり、

咳がひどくなったり、頭痛がしたり。こういうときは細菌に感染している可能性があります。

風邪のウイルスによって鼻やのどの粘膜が炎症を起こすと、

免疫力が落ちて細菌に感染しやすくなってしまうのです。

血液検査や画像検査で診断できます。