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認知症と心配ない物忘れの違いとは・・・・|ブログ|習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

認知症と心配ない物忘れの違いとは・・・・

物忘れを心配されて来院する方が増えております。

日本は超高齢化社会。年を取れば足腰も弱るし、脳も老化します。

さて、皆さんが心配されるのは「認知症」

「認知症」と「心配ない物忘れ」はどこが違うのでしょうか?

<心配ない物忘れの特徴>

①自分が物忘れがひどいという認識がある

→これはむしろ過剰なまでに「物忘れがひどいですよ」と心配されております。

こんな場合はまず認知症ではありません。

②部分的な記憶が残っていて単に思い出せないだけ。

→「昨日電話した人の名前が出てこない」「あれ、昨日食べたおかずはなんだっけ?」

「よく行く美容室の名前がでてこない」など。単に思い出せないだけならば大丈夫

③時間や場所などについてはしっかりしている

→今日の日付け、曜日とか今自分がどこにいるかとかどうやってここまで来たのかは

しっかり覚えています。これも全く心配なし。

④日常生活に支障がない物忘れ

「しょっちゅう財布をどこにおいたかわからない」「火や水の出しっぱなし」

「買い物途中で道に迷う」「季節もわからなくなる」「お金の管理ができない」などといったことが

なければ心配ありません。

 

<物忘れ外来では何をする?>

物忘れ外来ではまず問診します。そして簡単な認知症検査を10分程度でします。

おおよそこれで認知症かそうでないかがわかります。

甲状腺や脳の病気で認知症に似ている状態になるので

頭部CTあるいはMRIと血液検査を行います。

 

<最初の検査ではっきり認知症とわからない場合>

単なる物忘れなのかあるいは軽い認知症なのかがわからない場合がよくあります。

そのときはあぜらずに当院かかりつけであれば定期的に受診してもらい、

それ以外であれば半年たってから経過をみるために来院してもらいます。

2回目の受診あたりで本当に認知症であるかないかがわかります。