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幼稚園で溶連菌が流行っていて検査してほしいという発熱で喉が痛くないお子さん、
あるいは咳鼻水で他の病院にかかり、喉の痛みがないのに溶連菌の検査をさせられ、陽性で抗生剤を10日間も出されたけれど
鼻水が止まらないお子さん。
いろんな溶連菌に絡む患者さんがクリニックに吐きます。
そこで溶連菌についてお勉強。溶連菌は主に扁桃腺炎を起こし、肺炎や鼻水、咳といった症状は通常起こりません。
「検査陽性だった。保育園でも流行ってたし、やっぱり溶連菌感染症かー。」と思ったら、実は違うこともしばしばあります。
その理由は、子供の5-10%は溶連菌を保菌しているからなのです。
保菌とは「のどに溶連菌はいるけど、のどの腫れなどの悪さをしていない状態」です。
この状態は抗生物質を飲む必要がないです。
「保育園で溶連菌が流行っているので検査してください」とよくいわれるのですが、
喉の所見がない(発赤や腫脹がない)子に迅速検査をしても意味ないです。
保菌者ののどには悪さはしてないけど溶連菌はいるので、迅速検査をすれば当然陽性になります。
陽性だとただの風邪にもかかわらず、無駄に抗生物質を10日間飲むことになります。
「保育園で流行っています。(喉に所見がないけど)検査をしてほしい」は、「陽性になったら無駄に抗生物質を飲みたいです!」と同じこと。
これをまだ知らない医師はたくさんいます。
なんども溶連菌にかかるというかたは保菌しているのでは?ということを疑ってくださいね。
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