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家庭医療ってなんぞや?|ブログ|習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

家庭医療ってなんぞや?

「先生専門は何ですか?」と聞かれると「家庭医療です」と答えます。

しかしほとんどの方が???という感じでわかんない!って言う表情になります。

家庭医って海外では一番人数の多い専門科目なんです。

昔は開業医が内科も外科も小児も診ているところが多かったです。しかし

医療がどんどん細分化してきて内科といっても循環器とか膠原病とかに細かく分かれてしまい、

いつでも簡単に専門医に診てもらえますが、本当に専門医でないといけないかというのが

家庭医の設立の始まりです。日常目にする病気の80%が家庭医の守備範囲といっても過言ではありません。

風邪からはじまり、変形性膝関節症、アトピー、うつ病、やけどや捻挫、中耳炎、心不全などなど

これらはすぐに専門医にかからなくても充分実力のある家庭医と診療できます。

 

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日本はは誰でも明日から臓器専門医になれる反面、誰でも家庭医として開業できます。

しかし、臓器別専門だけを学んできた先生が簡単に家庭医として勝負できるかというとそんなに甘い物じゃ

ありません。

患者さんにとっていろんな科の先生に見てもらうのは「しっかり専門医にみてもらっている」という安心感は

ありますが、いざとなったら誰を頼っていいのかとかわからなくなったり、木を見て森を見ずのようになって

しまったりする不安が必ずあります。

その人に起こりうる将来の病気などを予測したり、あるいは多すぎる薬を集約したりする中心的な医師がまさに

家庭医なのです。