医学的正論と患者さんの欲するところ｜ブログ｜習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

医療を日々行っていくうえで医学的に正しいことと患者さんが欲することが違うことがよくあります。

「風邪をひいた。点滴でもして早く治してほしい」

「耳鳴りが良くならない。もう耳鼻科は行きたくない。効く薬ちょうだい」などなど。

医学的には点滴をしても風邪はよくなる可能性は少ないですし、耳鳴りであればしっかりよくわかる

専門医に診てもらって診断をしてそれから薬の処方というのが正論です。

でも患者さんの中にはそれぞれ医療に対する思いがあり、一人一人異なっています。

まさに家庭医はそうした患者のニーズをある程度聞きながら、医学的には？と思いつつもどこかで

妥協点を決めなくてはいけない職種なのかもしれません。

今後高齢化を迎え、様々な訴えが病院に持ち込まれることでしょう。