先生の専門って何ですか？｜ブログ｜習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

「先生のご専門は何科ですか？」「整形外科も診てもらえますか？」とかいう質問が最近多いです。

専門はまだ日本には馴染みがない、家庭医療です。なんでも診ますという観点からいうと「総合診療」に近いですかね。

総合診療といえばNHKのドクターGなんて言う番組が有名ですが、あれは内科的な患者さんで診断に困った

ケースを推理仕立てで番組構成している内容で実際の診療ではあの番組に出てくるような

ドクターに出会うことは通常の病院外来ではまずないと思います。

実際の診療は時間との戦いで深く丁寧に問診を掘り下げて聞いていくというのがなかなか難しいものです。

また医療は診断できれば終わりではありません。その後に治療が待っています。診断はできても治療がなかなか

うまくいかないなんていうことはよくあります。

そんな中で家庭医療というのは総合的な診断と治療をします。治療においては高度な技術が必要だったり、

より専門性の高い疾患の場合は専門医にバトンタッチします。

しかし日常よく見られる多くの病気は家庭医一人で処理することができるです。

例えば、中耳炎、前立腺肥大、アトピー性皮膚炎、変形性膝関節症、簡単な外科縫合、

熱傷、乳児健診などなど。

めまいを感じたら、脳神経外科？耳鼻科？心療内科あるいは心臓疾患によるめまいもあるので循環器？

何処に行っていいか迷うものですよね。そうした症状に対応するプロ集団が家庭医だと思っております。