今年の花粉症対策｜ブログ｜習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

寒いなあと思っていた日も去り、今度は春に向かってまっしぐら。

春は自分にとっても最悪？な季節です。というのも花粉症に悩まされているからです。

今年は予想では昨年よりも飛散量が多いといわれております。

いくつか対策についてお答えしましょう。

＜質問１＞いつからお薬を飲めばいいのですが？

＜回答＞よく花粉が飛散する１－２週間前から服用すると症状がでにくいなんていう

専門家もいますが、医学的にはいつから飲めばいいのかという根拠を示すデータはありません。

また飛散するのはいつなのかという予想も立てにくいので

あらかじめ服用することはお勧めしておりません。

症状が出たら、我慢しないで服用するというのが正解です。

症状が出たのに我慢したり、治療の時期が遅れてしまうと、いったん症状が全開になると

止めるのに時間がかかります。

病院からもらう薬は花粉症を治すというよりも症状を止める薬です。

症状がでてから速やかに対応することで十分です。

＜質問２＞１回だけ注射して治す治療はありますか？

＜回答＞これはおそらくステロイド注射のことでしょう。

ステロイドは免疫を抑制するため、花粉症、アトピー、喘息、じんましんなどで効果がありますが、

ステロイド注射は副作用も大きく、当院では実施しておりません。

症状のひどい方は短期間の内服であれば処方可能です。

＜質問３＞鼻水に加えて目のかゆみ、皮膚のかゆみ、咳がでます。

耳鼻科、眼科、皮膚科、呼吸器科などに行かなくてはいけないでしょうか？

＜回答＞すべて同一のアレルギー反応ですので、他の科にわざわざ行く必要はありません。

当院でも鼻ネブライザー治療、点眼、スキンケアを始め、咳症状に対応もしておりますので

すべて１回の診察で済みます。

＜質問４＞友人がスギ花粉舌下免疫治療をうけていますが、今から可能でしょうか？

＜回答＞当院でもスギ、ダニ舌下免疫療法を実施しております。

スギの場合は治療開始時期はスギ花粉飛散のないときが望ましいので

これから治療を考えている方は飛散時期が終了する５月末まで

待っていただく必要があります。

その他心配なことや質問は当院までお気軽にご相談ください。