インフルエンザ検査陰性でもインフルエンザ？｜ブログ｜習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

インフルエンザがそろそろ増えてきましたね。この時期結構大変なのが、インフルエンザ検査をやるかやらないかということです。

最近は患者さんも賢くなってきて「熱が出てまだ時間がたっていないから、検査しても陽性にならないですよね」なんてことをよく聞かれます。

確かに鼻の奥で増えるインフルエンザウィルスの量をチェックしているので感染間もないときはまだ検査で陽性にならないのも間違ってはおりません。

でも検査キットの正確性はせいぜい７０％。インフルエンザ患者の中でも結構軽症の人も多く、風邪とインフルエンザの区別がなかなか難しいことも

多いです。

元気なインフルエンザ患者さんは検査の必要性は非常に少なく、家でゆっくり休養していれば数日で自然に治ります。これは普通の風邪と同じ

経過をたどります。海外では「インフルエンザは家で寝ていろ」と指導されることが多いです。

高熱でぐったりしていて周囲にインフルエンザ患者さんもいるなんて言う人が来てインフルエンザ検査して陰性の場合どうするか？

喉の奥のリンパ節がイクラみたいに腫れるのがインフルエンザの時の特徴なので症状でインフルエンザを疑う時は検査で陰性であっても

「インフルエンザ」と診断します。検査でインフルエンザ陽性であればだれでもインフルエンザとわかりますが、逆にインフルエンザじゃ絶対にないと

いうことは検査で陰性であってもわからないのです。

検査はあくまで参考程度ということでしょうか？