ご高齢の風邪には要注意！｜ブログ｜習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

★年をとると風邪をひきにくい

→これ、あっています。２歳未満では平均年に６回風邪をひきますが、

６０歳以上になると年に１回程度になります。

風邪に対する免疫ができて、かかりにくくなるからです。

ですから、もし体調不良と感じたら、「風邪」ではない可能性も多くなるので

要注意です。

年をとると熱があがりにくくなったり、肺炎になっていても咳がでないことが

しばしばあります。

なかには「最近転びやすい」という訴えだけで肺炎であったということもありました。

また、風邪はなかなかひかないものの、いったん風邪をひくと治りが遅いのも

高齢者の風邪の特徴です。心臓や肺の病気や糖尿病などがある場合は、

単なる風邪であっても重症になる恐れがあります。

そうしたこともあり、毎年のインフルエンザ予防注射や定期の肺炎球菌ワクチンは

絶対にうってほしいものです。

それと最後にご高齢の方は市販薬にも要注意。

鼻水を止める薬と飲んだがゆえにおしっこがでなくなったり、ふらついたり、

痛み止めで腎機能低下になったりもします。

心配ならばきちんと受診して体に合った薬を最低限の量（あまり多く処方されるのも問題）

をもらうのがいいと思います。

受診の際は医師に「今回の体調不良は風邪だけでですか」とたずね、他の疾患で

ないのを確認されるといいとおもいます。