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10月12日は関東地方にも台風19号が直撃ということで診療時間を短縮させていただきました。
3連休ということもあり、患者様にはご不便おかけいたしましたが、勤務スタッフの安全確保
の上でも午後には早く帰宅させなくてはいけない状況でした。
さてNHKの医療番組で「総合診療医ドクターG」という人気番組があります。
症状を出しながら、クイズ形式で本物の医師達が答えをあてていく番組です。
「診断」は医療の上で根本かつ重要であることはいうまでもありません。
めまい→脳神経の病気、咳→呼吸器内科といった具合であれば、患者さんも自分で
どこの科に行けばいいかわかるわけですが、実際の医療はそんなに簡単ではありません。
私も総合診療医の端くれ(総合診療歴は今年で25年になります!)ですが、まだまだ
未知の領域が多いです。常に勉強の毎日です。
ドクターGに取り上げられる疾患の中には「知っていればすぐに患者さんの話だけかた診断
できる」という病気が結構あります。
臓器別の専門医は自分の守備範囲の病気にはめっぽう強いですが、それを外れた場合は
太刀打ちできません。
そんな中で「ボルンホルン病」というのがあります。この病名、医者の間でも結構知られて
おりません。また医学書でも載っているページはわずか。
しかし、そんなにマイナーな病気ではなく、よく遭遇します。
「数日前に風邪をひいて、近所の内科にかかり、風邪薬をもらった。喉の痛みと咳は良くなったが、
今朝急に激しい胸痛があった。もう一度内科にかかり、心電図、レントゲンで異常なし。血液検査で
炎症反応が少し上がっているといわれた。よくわからないから、総合病院へ紹介された」
なんていうシナリオでやってくる患者さん、まさにボルンホルン病です。日本語では
流行性筋痛症といいます。年齢を問わず、小児から大人までかかります。
これは自然に治りますので、痛み止め処方で十分です。総合病院など行く必要はありません。
風邪をおこすウィルスが筋肉の発作性攣縮を起こしているだけで、内臓的には問題ないのです。
まさに医者が知っているか知らないかでわかれる病気です。よくドクターGにもこの類の
病気は取り上げられます。
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