たかが頭痛、されど頭痛｜ブログ｜習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

今日も雨ですね。

昨日都内の某IT企業にお呼ばれして健康講演をしてきました。

御題は「たかが頭痛、されど頭痛」です。

会社でも社員の健康に関心を持ち始めていることが多くなってきております。

社員が病気になる→欠勤または仕事ができなくなる→会社の生産効率が低下

ということを避けるためにできるだけ健康にいてもらいたいということで外部から講師を招いて

セミナー開催が増えております。

頭痛も非常にポピュラーな話題ですよね。日本人４人の１人が頭痛もちだと言われています。

その多くが「片頭痛」または「偏頭痛」どっちの漢字でも間違いないそうです。

片頭痛はつらいですが、あまりお勧めしないのが市販薬の痛み止めを頻繁に使うことです。

頻繁につかうことでかえって「薬剤乱用頭痛」を引き起こしてしまいます。頭痛を起こしやすくなって

しまうのです。

そこで月に１０日以上は頭痛があるなんて言う方には「予防薬」というのが病院で処方できます。

これは即効性はないのですが、２か月程度飲んでもらうとだいぶ頭痛の頻度は下がります。

副作用もあまり重篤なものもありません。特に大きな病院の「頭痛専門外来」なんていうのに

かからなくても「家庭医」で十分対応可能です。

昔これはNHKの「ためしてがってん」にも放送されました。