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登園許可証に物申す|ブログ|習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

登園許可証に物申す

小児科で悩ましいののが「登園許可証」です。

ここ船橋では小学校、中学校は要求されなくなりましたが、

保育園、幼稚園、高校大学ではインフルエンザにかかったあとで許可証を要求されることも多く、

もう一度受診しなくてはいけません。

親御さんや患者さんにとっても大変です。治ってまた病院に行ったら他の病気をうつされた!なんてことも。

特にインフルエンザで待合が混みあう今の時期にホントに登園許可証って必要なの??と思います。

現に市町村によっては病気が決まった後では特に許可証は要らないというところも増えてきております。

インフルエンザにかかると学校では熱が出た日をゼロ日にしてその後5日間は休むという規定があります。

医者のほうもこれに準じて許可証を出すのですが、ウィルスってそう簡単に体の中からいなくなるわけじゃないんです。

咳などしていればまだまだ人にうつす可能性が残っていますし。

だから日数とかではなくて、まだ体力が回復していない状態や症状が強い場合はゆっくり体を自宅で

休ませた方がいいのです。

インフルエンザなどの場合で学校にいけるくらいの体力がでてきた、つまり痛みが強くない、熱がない、

咳もひどくない、吐くことがないなどの場合でも感染力はゼロとは言えないのでしばらくマスクをつけておいた

ほうがいいでしょう。

ということで登園許可を出す基準としては決められた規定日は当然ですが、患者さん本人の病状が

一番の重要な点になります。

人にうつすことを心配するよりもまずは体力がしっかり回復しているかどうかという点です。

許可証を要求さえれる保育園などは感染拡大が怖いという理由からというのをよく耳にしますが、

一番大切なのは保育園で日中過ごすことができるほど回復しているかどうかという点なのです。