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暑い夏でも風邪はひきます。
風邪で困るのは咳ですよね。あるいは風邪が治ったけれど咳がとまらない・・・
市販や病院でだされた咳止めがちっとも効かない。困ったなあ。
なんていって受診する人はかなり多いです。
風邪は喉の痛み、咳、倦怠感、鼻水などから始まり、最後に残る症状はずばり「咳」です。
特に今の時期に咳していると「えっ!?コロナじゃないの?」なんて周囲から冷たい視線を感じることもあるのでは。
熱もなく、時々コンコンと咳き込むなんてい言う場合は気管支炎や肺炎ではないことがほとんどです。
症状の経過などを詳しく聞いたり、クリニックで簡単な検査すればすぐに診断できます。
そのほとんどが「後鼻漏」なんです。
後鼻漏というのは鼻の奥にたまる鼻水が自然に喉の方に落ちてきてそれが刺激になって咳が出るというものです。
人にうつしたりすることもなく、また咳止めがまったく効きません。
「じゃあ、鼻水が落ちるのであれば鼻水止めで治るじゃないか。でも先日いった耳鼻科から鼻の薬を飲んでいるけれど
全然治らないよ」ということもあります。
実は鼻水止めには2種類薬があって、副作用が少なく、ある程度鼻水も止めて、かゆみなどにも効果のある
花粉症の用いられる鼻水止め(多くの病院はこれを処方します)と
もう一つ、副作用は強い(この場合眠くなる)が鼻水をガツンと止める鼻水止めがあります。
風邪や後鼻漏といった咳にはなんと花粉症の薬では咳がとまらなく、ガツンと効果のある鼻水止めで
咳がとまります。
ですので鼻水があるないにかかわらず、咳が時々でて、その割に元気で夜もきちんと寝れる人、あるいは
横になると咳がでてくるお子さんなどの診断はほとんどが後鼻漏です。
きちんとした鼻水止めで咳が不思議な程とまります。
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