インフルエンザ診断「発症12時間以内は陽性出ない」は誤解｜ブログ｜習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

１月に入ってからインフルエンザが多くなっています。ほとんどがＡ型です。

さて巷では「インフルエンザ発症してからすぐに検査しても陽性にならない」と言われることが多いですが、

本当でしょうか？

インフルエンザの診断は典型的な症状、周囲の流行、そして検査の３つを基本として医師が診断します。

最近の鼻からとる検査キットの信頼性は年々向上しており、発症後１２時間以内であってもＡ型であれば９０％、

Ｂ型は８０％陽性になるといわれております。

もちろん１００％ではないので陰性になっても医師の判断で「インフルエンザ」と診断することは可能です。

ただし、インフルエンザといっても症状が軽い場合は、抗インフルエンザ薬を服用する必要性はありません。

お薬を服用すると１日程度早く解熱できるという効果だけで周囲へうつしてしまうという抑止力にはなりません。

インフルエンザと診断された場合は周囲への流行を防ぐために５-７日間はしっかり休んでいただく必要があります。

インフルエンザが心配される方はつらい場合は発症してすぐでも診断可能ですのでお気軽にご相談ください。

手洗い、うがい、洗顔は忘れずに！