溶連菌感染に物申す！　3才未満は検査不要！　尿検査もいらない！｜ブログ｜習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

溶連菌感染が大流行です。

簡単にできる溶連菌診断！！

①熱がある

②喉が痛い

③咳、鼻水がない

④３歳以上である

この４つがあれば、溶連菌の可能性が高いです！！

ここで３歳以上としたのは

３歳未満で溶連菌にかかり率が低いということと、

もう一つ大切なのは３歳未満のお子さんに溶連菌検査や治療は必要ないからです。

なんでそんなことを言うかというと

溶連菌感染で抗生剤を１０日間もの長い期間服用するのは早く熱を下げるためではなく、

リウマチ熱という合併症の予防目的なのです。

そのリウマチ熱ですが、３歳未満での発症の報告がほとんどないため、３才未満に溶連菌にかかっても

抗生剤は必要ない。だから検査すら必要ないということです。

また、

溶連菌感染後の尿検査も必要ありません。

溶連菌後の急性腎炎の発症は最近は国内でも非常にまれで、抗生剤を服用しても

腎炎発症を防ぐことができません。

だから血尿、浮腫などの症状がない時点でのルーチンに尿検査は全く無意味なのです。

残念ながらまだ昔通りに尿検査を義務付けている小児科もおります。