水いぼ　取るの？取らないの？｜ブログ｜習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

夏になると多くなる相談が「みずいぼ」。小さな丸いボツボツで正式には「伝染性軟属腫」といいます。

軟膏を塗っても治らないし、あちこち増えてくることもあります。

保育園や幼稚園で「みずいぼらしきものがあるから、病院へ行ってといわれた」

「これがあるとプールに入れてくれない」｛どんどん増えてきた」ということで受診されます。

預ける園によっても対応が違うところです。

病院側も対応がまちまちですぐに摘出する先生もいれば、放っておいていいよという先生もおります。

いったいどれが正しいでしょうか？

医学的には皮膚科や小児科の学会でも「みずいぼはプールの水で感染しないし、プールＯＫ」と宣言しております。

ただ、水いぼはウィルスが原因なのでタオルやビート板、浮き輪などは共有しないほうがいいですね。

またラッシュガードやＴシャツなどで肌を覆うといいでしょう。

みずいぼはとっても免疫ができるまではまた繰り返し出現することがあるので自然に消えるまで様子をみる

というのが一般的です。

しかし、見た目に大きかったり、どうしてもとりたい方は麻酔テープを１時間ほどつけてもらい、その場で

摘出することも可能です。ピンセットでつまんでとります。

なお、乾燥肌だと感染しやすくなるので夏でも保湿剤は塗っておいたほうがいいでしょう。