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女性には女性にしかわからない病気があります。その代表が「月経困難症」
私は男性ですが、なぜ、こんなことブログで書くの?と思われるかもしれませんが、
家庭医療を米国で学んだ研修医時代には数多くの月経困難症患者さんを診ました。
米国では「月経がつらい」という患者さんはまず産婦人科には行きません。
最初に訪れるのがすべてを診てくれる「家庭医」に相談に来ます。
さて月経困難症=月経痛という病気です。
月経がはじまる10代から閉経を迎えるまでにかかるもので、
小子化などで今の女性は昔に比べて生理の回数が何と10倍に増えております。
月経困難症には大きく分けて二つあります。
①器質的月経困難症(子宮、卵巣などに病気があるもの)
②機能的月経困難症(特に原因がないもの)
若い女性の場合の多くが②のタイプで、産婦人科に行って検査したけれど
問題なかったといわれるタイプです。
近年わかってきたことで
機能性月経困難症の痛みを放置していると、
将来的に子宮内膜症になるリスクが約2.6倍になることがわかってきました。
つまり、年齢の若い月経困難症はしっかり治療したほうがいいということです。
月経に関することだから産婦人科に相談???
いえいえ、それは必ずしも必要ではありません。
月経困難症が産婦人科でなくて家庭医で治療できるというのは
治療方法が同じだからです。
治療は大きく分けて3つ。
①月経スタート時期に痛む前から鎮痛剤服用(痛む前から飲むと予防になります)
②低用量ピルで月経をコントロール
③漢方薬
当院ではこれら3つすべての治療を扱っています。
低用量ピルは保険適応になるものとならないものがあります。
保険診療で処方する場合は最初に血圧、血液検査と腹部超音波検査、尿検査が必要になります。
腹部超音波検査では尿をためてもらい、膀胱、子宮、卵巣などをチェックします。
最大処方日数は約3カ月です。
低用量ピルは、子宮内膜の増殖を抑える作用に優れているため、
子宮内膜症の予防や治療をすることができます。
産婦人科に行きにくかったり、あるいは他で処方されていて病院を変更したい場合も
常時受け付けております。
*「インターネット受付」「お電話でのご予約」「WEB問診」ですが、予約の人数が上限に達した場合は、予約を終了することがございますが、ご了承ください。
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