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新鮮脊椎圧迫骨折でのレントゲン検査の落とし穴|ブログ|習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

新鮮脊椎圧迫骨折でのレントゲン検査の落とし穴

<脊椎圧迫骨折の今と昔>

御高齢者で転倒またはしりもちをついて腰を痛めて近くの整形外科に行ってレントゲンとってもらったが、

骨に異常なしといわれて帰されたなんていうケース。

実は高齢者のちょっとした怪我などで腰を痛めた場合のナンバーワンは脊椎圧迫骨折なのです。

レントゲンをとるとすでに変形したり、あるいはだいぶ前につぶれた骨などは形が違うのですぐにわかるのですが、

圧迫骨折は受傷後のレントゲンはほぼ正常のことが多いのです。

じゃあ、何で診断するのか?というとMRIです。

多くの整形外科クリニックではMRIを併設していないのでレントゲンをとることだけにとどまります。

しかし、ここレントゲンが正常でも、骨折がないとは言えないのです。

当院ではMRIを近隣施設と連携しているので当日にMRIをとり、骨折がないかの判断も可能です。

脊椎圧迫骨折は痛くても鎮痛剤で日常生活がなんとかできれば帰宅可能、日常生活が痛くてできない場合は

入院になります。

今までは入院すると1カ月ひたすらベット上安静とリハビリでしたが、最近は経皮的椎体形成術(PVP)という治療が

広まり、早く歩けるようになります。千葉県でもPVPを行っている入院施設は増えております。

PVPはまだ新しく日本国内で刃1997年に始まったばかりです。整形外科医でなくて放射線科医が主に担当するそうです。

 

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