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実は心療内科=精神科ではありません。なぜならば・・・・|ブログ|習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

実は心療内科=精神科ではありません。なぜならば・・・・

まず、最初に受診するときは何らかの症状があります。

病院にかかって検査しても正常・・・・・

そうした時によくあるのが、

医者がよく「心身症ですね」という言葉使いますね。

これには落とし穴があります。

でも、実は「心身症」っていう病名はないのです。

わかりやすく言えば、

「心身症とはある病気があって、その発症や経過に心理的因子が深くかかわっている状態で、精神的疾患によるものは除外」

をいうのです。

置き換えてみれば、「発熱」と同じです。

発熱も病名ではなく、病気があって体の免疫機能を高めるために熱が出ている状態ですよね。

ある症状があって、病院にかかったけれど検査で異常がなく、「心療内科に行け」といわれた。

答えがすぐ出ないものに対しては

我々医師は非常にストレスを感じ、つい、精神的なものと決めつけがちです。

しかし、

心療内科=精神科ではありません。

心療内科はあくまで内科の一部なのです。

でも、我々医師は学生のころから心療内科を学ぶことが非常に少なく、診断がわからなくなると

「心の病」のせいにしてすべて精神科の先生にお願いしてしまうのです。

精神科はうつ病とか、統合失調症、拒食症、躁うつ病、強迫神経症といったまさに「心の病」

を丁寧にカウンセリングして、アドバイスして治してゆくところです。

ですので、お腹が痛い、元気がない、頭が痛いなどの症状があるけれど、

病名が内科ではわからなかったというのを診療するところではないのです。

ですので、体の症状がある方は精神科にかかってはダメなのです。

また、ひとえに検査したといっても中途半端なことも多く、

「長引く咳で心因性といわれた」→しっかり診療したら、気管支結核だった

「なかなか治らない下痢と腹痛が過敏性といわれた」→実は膵臓がんだった

「やる気がなく、元気も出ないのでうつ病といわれた」→実は脳腫瘍だった

といった落とし穴事例も長年医者をしてくると経験します。

今、精神科やメンタルクリニックにかかっている方は、ここで立ち止まって

「本当に今の症状は精神的なものだけなのか?」と振り返ってください。

過敏性腸炎なども検査で異常がないといっても

レントゲンや血液検査などでは腸の機能(動きやすさ)などはわかりません。

だから

あなたの体の症状は気のせいではなく、機能性なのです(ちょっとダジャレしてみました)

こういったケースを担当するのがプライマリケア、総合診療という科なのです。

→日本ではまだまだ発展途上ですが、あと10年後にはたくさんの総合診療医が育っていると思います!

 

 

 

 

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