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大人のためのワクチンと小児期に本当に必要なワクチンとは|ブログ|習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

大人のためのワクチンと小児期に本当に必要なワクチンとは

実は日本は大変遅れているんです・・・・

何が???

それは予防接種の考えです。

Q  就学前(小学校に入る前)に接種するワクチンはMRワクチンとおたふくだけですか?

A はい。その二つの他に日本小児科学会では3種混合ワクチンの追加接種(任意)を勧めております。

小さいときに4種混合をワクチンを4回接種しますが、小学校にあがるころには百日咳の抗体が落ちてきて

百日咳にかかりやすくなるからです。

11歳からうつ2種混合ワクチンはそのままうけることができます(公費)

もう一つ必要なワクチンがポリオです。諸外国ではポリオは全部で5回なのです。

日本は今だに4種混合ワクチン(この中にポリオがあります)が4回です。

これも就学前にうつことをお勧めします(任意)

 

Q 大人も百日咳ワクチンが必要ですか?

A 百日咳ワクチンの効果は4~12年といわれており、諸外国では大人にも勧められております。

百日咳単独ワクチンがないため、3種混合の追加接種(任意)になります。

特に妊婦さんや乳児が周囲にいる家族には絶対お勧めです。

 

Q 帯状疱疹ワクチンはうったほうがいいのか?

A 50歳以上であれば予防すべきです。諸外国ではすでに帯状疱疹ワクチンがありますが、

日本はまだ市場にでていないので従来の水痘ワクチンを代用します。5年間で発症が半分に抑えられます。

帯状疱疹にすでにかかったことがある方でも5年以降は水痘ワクチン追加接種をすることができます。

(帯状疱疹に2回以上かかる方もいますので)

 

Q 大人は破傷風ワクチンは必要?

A 最近の破傷風の発症者は30歳以上がほとんどで致命率がなんと20~50%!の怖い病気です。

予防接種の効果は10年程度です。

1968年以前に生まれている方は破傷風が定期接種になる前でしたので基礎免疫をつけなくてはいけないので

最初に3回接種する必要があります。

1968年以降のかたは基礎免疫があるので1回追加接種(ただし10年しかもちません)が必要です。

 

Q 小児期に海外にいて今後必要なワクチンは?

A まず心配なのは日本脳炎ワクチンです。その他のワクチンに関しては

母子手帳または接種歴がわかるものを持参してクリニックにお越しください。

個別にきちんとお答えします。

 

Q 髄膜炎菌ワクチンは日本でも必要?

A 髄膜炎菌はほとんど無名に近いかもしれませんが、急激に進行して死亡することもある怖い

菌です。2017年に横須賀の全寮制の10代学生が死亡しております。

致死率はなんと50%!!

10代後半によくかかり、寮や自衛隊などの集団生活する人には要注意です。

米国でが11歳でのワクチン接種が勧められております。

日本では任意ですが、メナクトラという名前のワクチンが2~55歳までに方に接種することが

できます。(当院は予約制です)