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夜尿症でお悩みの方へ。何歳から治療すればいいんですか?|ブログ|習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

夜尿症でお悩みの方へ。何歳から治療すればいいんですか?

夜尿症=おねしょのお話しです。

夜尿症は

「5歳の誕生日を過ぎても1ヶ月に1回以上の夜尿が3ヶ月以上続くこと」です。

これに当てはまる子どもは、5歳児であれば20程度おり、特別に治療をしなくても自然に治る人もいます。

小学校に入学した段階では、15%程度で夜尿症が見られます。

おおよそ、治療を始めるのはこの辺りの年齢からです。

そのうち治るかもしれないと待たないほうがいいです。

10歳を超えると治療しても時間がかかってしまうからです。

夜尿症の原因の中で糖尿病や尿崩症といった病気が原因でおねしょをすると言う場合もありますが、

かなり頻度は低いです。検査すればすぐにわかります。

夜尿症の検査は

尿検査、膀胱エコー検査を実施します。

そして問題なければ治療に移ります。

治療は

まず、はじめに生活指導です。

寝る前2時間以内の水分や糖、塩分制限します。

果物、水分、お味噌汁は夕食にはとらないこと。

お風呂に入って喉が乾いたら、「氷」を与えるか、あるいはコップに少量水分与えます。

また、寝る前になんとか膀胱を空にするため、

寝る前1時間前と寝る直前にトイレに行かせます。

それでも改善ない場合は

抗利尿ホルモンという飲み薬(ミニリンメルト)を処方します。

半分程度の患者さんがミニリンメルトの最初の量で夜尿症が治ります。

それでも治らない人はお薬を増量します。

ほとんどの人が2年以内に完治します。

「あせらない、あわてない、あきらまない」の3つのあが基本。

お薬や生活指導の効果が非常に高くて、

お薬を飲まない場合は治るのにもって時間がかかります。

泌尿器科に行かなくても小児科で対応可能ですので

お気軽にご相談ください。