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医者が病気にならないために気を付けていることとは?|ブログ|習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

医者が病気にならないために気を付けていることとは?

今日は「病気にならないように準備する医療」の紹介です。

皆さん、普通は体調悪くなってから病院に来ることが多いですよね。

でも、その中で多くの重大な病気が毎年の健診やワクチンで防ぐことができるのです。

こういったお話って普通、医者はしないじゃないですか!

だから、たけしファミリーでは医者が普段自分でこころがけている手の内を明かします!!

まずワクチン関係

肺炎球菌ワクチン 65歳以上もしくは持病のある方に(心、肺、肝、腎、糖尿病等)。生涯で1~2回
インフルエンザワクチン 全ての方に。毎年
破傷風ワクチン 全ての方に。初回は3回、その後10年毎(百日咳予防を兼ね三種混合で代用も推奨)
B型肝炎ワクチン 糖尿病(特に60歳未満)・透析患者・慢性肝疾患・B型肝炎患者の家族・医療従事者の方等に
A型肝炎ワクチン 慢性肝疾患・B型/C型肝炎の方等に
HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン 子宮頸がん・肛門がんの予防目的、特に26歳以下の女性・男性に
帯状疱疹ワクチン 50歳以上で遺伝子組み換えワクチン2回推奨。次善の策は60歳以上で生ワクチン1回
麻疹・風疹ワクチン 接種していない方(特に40~50代男性)、抗体検査・接種が無料となる場合あり
新型コロナウイルスワクチン 16歳以上のすべての方に(2021年4月時点)

他にも、海外(特に途上国)に行く予定がある方は相談してください。

がん検診

大腸がん検診 45歳~75歳(便潜血毎年[2回法]か、大腸内視鏡3~10年毎)家族歴がある方は要相談
胃がん検診 50歳以上(胃バリウム検査を1~3年毎か、上部消化管内視鏡を2~3年毎)
乳がん検診 50歳[もしくは40歳]~75歳(マンモグラフィーを2年に1回)家族歴がある方は要相談
子宮頸がん検診 性交開始後21歳~65歳[70歳](子宮頸部細胞診を3年[2年]に1回またはHPV検査5年毎±細胞診)
肺がん検診 50歳~80歳、喫煙歴(1日1箱x20年相当)があり、禁煙15年未満の方のみ(低線量肺CTを毎年)

 

生活習慣病

高血圧 血圧
高脂血症 コレステロール
糖尿病 血糖とHbA1c
肥満 体重
喫煙 禁煙を強くおすすめします。
飲酒 飲酒は節度をもって(ビールなら1日500ml、日本酒1日1合、焼酎1日0.5合まで)

 

全般

骨粗鬆症 65歳以上の女性(骨密度の写真)
転倒予防 65歳以上(転倒しやすければ運動・リハビリ)
腹部大動脈瘤 65~75歳の喫煙したことがある(生涯で100本以上)男性(腹部超音波検査1回)
淋菌・クラミジア感染症 性交の経験がある24歳以下の女性(尿か子宮頸部のPCR検査)
C型肝炎 18~79歳(C型肝炎の血液検査)
うつ病 2週間以上のうつ気分・興味の減退があればご相談ください。

その他

性行為感染症の危険性が高い方に HIV・梅毒・B型肝炎・淋菌・クラミジア
妊娠を考えている方に 葉酸毎日400μg内服(神経管開存症が減ります)、風疹予防接種歴確認または抗体検査、妊娠前カウンセリング(百日咳追加予防接種等)