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健診で腫瘍マーカーが異常。どうすればいいの????|ブログ|習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

健診で腫瘍マーカーが異常。どうすればいいの????

健康診断でたまに測定されて大変困ってしまうのが

「腫瘍マーカー」

いったい、何? これでがんがわかるの?!

と思ったら実は大間違いです。

「腫瘍マーカーでひっかかちゃった!あ~、がんかもしれない 😥 」

なんて困って来院する人が結構います。

腫瘍マーカーというのは元々は、すでに悪性腫瘍(がん)と診断された患者さんの

治療の際に使う検査なのです。

ほとんど症状のない健康な人の健診のときに測ってはいけないのです。

でも健診=ビジネスなので、口を挟む余地はありません。

健康な人でも腫瘍マーカーが上がる場合もあれば、

早期のがんではほとんど腫瘍マーカーはあがりません。

ですので、健診での腫瘍マーカー測定は全く無意味なのです。

腫瘍マーカーがかなり高くなるほどの進行がんであれば、

とっくに何らかの症状があるはずです。

そうは言っても健診で勝手に測定されて

腫瘍マーカーが異常だったらどうする?????

その場合は、腫瘍マーカーが高いときに想定される病気を考え、

一応そこに本当に癌がないかどうかの検査をします。

たとえば主要カーカーの一つのCEAというマーカーが高い場合、

もちろん加齢や喫煙でも上がりますが、

消化器系の病気を疑い、胃カメラ、腹部エコーやCT,

場合によっては大腸内視鏡までも行います。

何も検査しないままだとかなり不安が残るでしょうから、

もし、健診などの結果でお困りのときはお気軽にご相談ください。