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ワクチン接種後のアナフィラキシー、過剰診断の恐れあり!|ブログ|習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

ワクチン接種後のアナフィラキシー、過剰診断の恐れあり!

ワクチン接種で一番怖いのは

アナフィラキシーです。

「以前注射したらすぐに意識を失ったけれど大丈夫ですか?」という質問。

実はこれはアナフィラキシーではないのです。

アナフィラキシーはめったに起こりません。

注射や採血で一番多いのが

迷走神経反射というもの。

これを起こす人はワクチン接種がダメになりません。

じゃあ、アナフィラキシーとどう見分けるのか?

迷走神経反射は

①注射や採血して1分以内に気分不快、失神を起こす

②顔色は蒼白

③脈はゆっくりになる

④横にねかせるとしばらくして良くなる

といった感じです。

一方アナフィラキシーは

①接種してから数分経ってからおきる

①全身発疹、かゆみ

②呼吸苦

③脈が速い

④腹痛など。

このときにはアドレナリン注射をためらってはいけません。

一刻も早くうち、救急病院へ搬送!なんです。

でも、実際のワクチン接種ではアナフィラキシーは非常に少ないのです。

今回のコロナワクチンも実はアナフィラキシーの過剰診断がとても多いといわれています。

実際にはアナフィラキシーでなくて単なる迷走神経反射だったいうことです。

まあ、現場にいる医者の判断になりますが、

ワクチン担当の医者の中でかなりの数で

本当のアナフィラキシーを診療したことがないという医者も多いのが事実なんです。

そうした医者が血管迷走神経をわからずにアナフィラキシーと診断してしまっている

こともあるのです。