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お子さんの食物アレルギーと学校対応について|ブログ|習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

お子さんの食物アレルギーと学校対応について

<質問>お子さんに食物アレルギーがあり、入園や入学あるいは、通園途中の場合、どのように対応したらいいのでしょうか?

<お答え>

一般に保育園は給食、幼稚園はお弁当、小学校は給食が多いですよね。

まず、食べ物にアレルギーがある、またはあるかもしれないといった場合、最初に学校側にお知らせしなくてはいけません。

食物除去など必要な場合は学校から、「管理表」というのが渡され、病院で書いてきてもらうように言われます。

実は医師が記入する書類も結構いい加減なものもあり、

*お姉ちゃんがクルミアレルギーがあるけど、本人はよくわからない

とか

*小さいころに卵を食べて湿疹がでた。それ以降まったく食べさせていない・・・

といった時によく調べずに「食事制限」と記入されている場合もあります。

管理表1枚ですが、これがお子さんの1年間の毎日の学校での食事に影響を与えてしまうので

医師の力量が問われます。

 

<質問>園や学校では給食を提供してもらえるのか?

<お答え>

お子さんが部分的に食事が取れる場合に、提供する方の立場によってわかれます。

園ではできるだけ、家で食べれるようにものであれば提供するところもあり、

一方、学校は施設の設備や管理の人員などが限られているので、たとえ少し食べても

学校側の基準に合わなければ「完全除去」が多いです。

できれば、学校や園でも食べさせたいので、そこのあたりも

医師と相談して「必要最低限の除去」と記入してもらうのが一番いいですね。

 

<質問>万が一、食べて症状が出た時は受診した方がいいですか?

<お答え>

原則、受診が望ましいです。誤食した場合、多くはかゆみ、発疹などがでます。

もし、頓服で服用させる薬があればそれを飲ませます。

園や学校から病院が近く、診療時間中であり、部分的な発疹で状態も落ち着いていれば

安静にして30分から1時間程度その場で様子を見ることも可能です。

体育や走って遊ばせたりはしないほうがいいでしょう。

発疹が増えたり、咳込みがでたり、吐いたり、あるいは顔色が悪くぐったりしたりしたときは

すぐに受診させてください。