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〒274-0063千葉県船橋市習志野台6-3-25
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3連休の最後の日でしたが、千葉県医師会主催で「新型コロナウィルス対策」の講習会が船橋市であったので
勉強してきました。日曜午後なのに船橋駅周辺はかなりすいていました。
さて今回の講師の先生は某医療機関(公表できません)で実際に第一線で新型コロナウィルス患者の診療しており、
最新の情報を持ってきてくださいました。
ちょっと言い過ぎかもしれませんが、テレビで診療もしていないのに偉そうにウンチクを言う先生方とは違いました!!
我々地域で働く医師からきちんとした正確な情報を皆様に伝えることが草の根的に一番大切なので
今日勉強してきたことをお伝えします。
★日本国内の感染は増えている。ピークはまだ迎えていない。
★8割の患者は他人に感染させない。特定な環境の下で感染が広まる。
★クラスター発生予防には①換気を励行 ②人の密度を下げる ③近距離での会話や発声を避ける
★ウィルスは環境表面に72時間残存する。プラスチック、ステンレス>ボール紙、銅の順に長く残る。
アルコールで拭けば大丈夫。
★潜伏期間は平均5日程度
★発症から5日間は風邪症状と区別がつかない。この間での診断はどんなに名医でも無理。例えコロナウィルス感染
であっても8割は自然によくなる。
★1週間以上熱が下がらなかったり、呼吸苦や咳がひどくなると肺炎が怪しくなり、コロナ感染疑いも濃厚になる
★胸部レントゲンでは新型コロナウィルス肺炎ははっきりとはうつらない。CTの方が正確。
★PCRのコロナ検査の感度、つまり陽性率はあまり高くない。(インフルエンザ同様)
★無症状の患者にコロナ検査は勧められない。陽性になれば入院という決まりがある以上、医療崩壊につながる
★無症状者は2週間入院。PCR検査を2回行って2回とも陰性になれば退院できる。
入院中は特に治療はないらしい。
★小児は感染しにくい。感染しても重症化することは極めて稀。
★発熱=新型コロナではない。発熱を起こす病気はたくさんある。新型コロナで頭がいっぱいになってはいけない。
以上ですが、帰国者、接触者外来に患者さんが来るとかな大変みたいです。
感染予防のために完全防御服を着て外に救急車を1台用意してそこに患者さんを入れて診察するそうです。
レントゲンをとる場合もビニールシートで囲った車いすに乗せて移動するなどとかなり手間がかなるそうです。
そうなると接触者外来に発熱患者をすべて送るこむなんてことはできません。我々地域で第一線で働くクリニックが
きちんとスクリーニングをかけて、またコロナ以外の疾患も従来どおりしっかり診療しなくてはいけない責務があると
思っております。
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