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プロが教える「咳の見分け方、治し方」|ブログ|習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

プロが教える「咳の見分け方、治し方」

咳がなかなか止まらない・・・・

コロナ?って心配になりますよね。耳鼻科や内科にかかってもあまりよくならない・・・・

というお悩みの方にプロが教える「咳の見分け方」

まず、はじめに鼻水、喉が痛く、倦怠感、そして咳となるとまず「風邪」です。

一般に「風邪」の咳は1~2週間続きます。痰が絡む場合もあるし、ない場合もあります。

熱もなく、なんか咳だけがでる、でも食欲もあり、呼吸もつらくなく、元気もあるといった感じです。

咳は続きますが、だんだんと自然に治っていきます。

最近またぶり返してきた新型コロナの肺炎、気管支炎といった咳は倦怠感、呼吸がしずらい、

そして熱がでるというサインがありますので

普通の風邪の咳ではないなと自分自身でもわかると思います。

もちろん日を追うごとに咳は悪化します。

さてもうひとつやっかいなのが、風邪による咳ではない場合です。

それは「時々出る咳」「時間帯によってでる咳」でなかなか治らない咳です。

★明け方近くに激しい咳がおこるようであると「喘息、咳喘息」の可能性が高いです。

病院で出される咳止めがまったく効きません。

吸入する薬やステロイドが非常に良く効きます。

効果は3日くらいでみられ、我々医師は吸入薬をだして治ることで診断としております。

ただ、吸入薬をやめると再発することも多くあり、長めの治療が必要なこともあります。

いずれにしても人にはうつしませんから、登校、出勤はOKです。

★夜寝る前と寝た後と朝起きてから痰が絡むような咳の場合は「アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、咽喉頭炎」です。

鼻の奥の粘っこい鼻水が喉に落ちてくることによって咳き込みます。喉を絶えず刺激するので

喉がイガイガする、大きく息をすったり、話したりすると咳が出るというはすべてこのタイプ。

特に鼻をうまくかめない小児のがんこな咳はまさにコレです。

これも咳止めがまったく効きません。抗生剤も効きません。要は鼻水を止めてあげればピタッと治ります。

★2~3週間以上咳があり、悪化している場合は「マイコプラズマ」や「百日咳」といった感染症の可能性が

高まります。まずは診察とレントゲンなどが必要になりますのでこの場合はしっかり内科を受診してください。

★人前に出ると激しく咳が出る。睡眠中や入浴中はでない。熱もなく、元気である場合は「心因性咳」でしょう。

検査しても全く異常がありませんし、咳止めも効きません。

「大丈夫ですよ」という安心感を与えた方がいいのですが、それでも難しい場合は抗不安薬などが効果があります。

ざっと咳の見分け方を説明しました。

自分の咳がどれにあてはまるのか、また病院受診の際のヒントになれば幸いです。

 

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