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漢方外来

Kampo

漢方外来|たけしファミリークリニック|北習志野・習志野台の内科・小児科・皮膚科・アレルギー科

漢方外来について

たけしファミリークリニックでは、漢方薬を用いた漢方外来(東洋医学療法)も行っております。漢方薬は、健康保険の適用も認められている「薬物療法」の一つです。

どんな症状に効く?

体がなんとなくだるい、顔がほてる、イライラする、手足の冷え、お腹がはる、頭が重いなど「なんとなく不調」の症状で市販の薬や病院でもらった薬でよくならない。
検査しても何も異常が見つからない・・・・・

皆さんの中にこのような経験をされた方はいらっしゃいませんか?

このように検査では異常のない症状を東洋医学では『未病(みびょう)』と言います。
漢方外来の最大の特色は、「未病を治(ち)す」ということです。漢方診療は、決して西洋医学と相対するものではありません。むしろ、西洋医学的な診断、手法を行ったうえで、漢方治療を受けていただくことができます。
現在、診療科が細分化されたため、症状によってはどの診療科を受診すればよいかわからないことが多々あります。
特に不定愁訴と呼ばれるような「なんとなく不調」の多くは、いろんな診療科でいろんな検査をした挙句、どこも異常なしと言われ治療の対象にならないことも少なくありません。
このような病態は漢方外来の腕のふるいどころです。
漢方医学は二千年ほど前に中国で確立された医療です。7世紀頃に日本に入ってきた後は、日本人の体質に合わせて改良されてきました。漢方医学では同じ症状であっても、年齢や性別、体質など様々な観点からその人に最も合った漢方薬を選んで治療します。

当院で扱っている漢方薬は全て保険適用ですので、患者さんのご負担は健康保険の自己負担割合(1割~3割)の範囲ですので、安心して受診していただけます。

漢方薬の副作用は?

西洋薬に比べて副作用が少ないという印象のある漢方ですが、実際はどうなのでしょう?

副作用が出る要因は、主に以下の3つがあります。

  • 体質に合わない、証に合わない漢方薬を飲んだため
  • 漢方薬の作用が強すぎる
  • アレルギー反応

「証」とは、体力、体質、抵抗力、症状のあらわれ方などから判断される、その人の状態のことです。
副作用が出る要因の中でも、特に多いのは「体質や『証』に合わない漢方薬を飲んだため」です。
「証」に合わない漢方薬を飲むと、逆に体調が悪くなったり、症状が悪化したりしてしまいます。
漢方では、「証」に合った漢方薬を飲むことが大切です。
また、症状のあらわれ方には個人差があります。

漢方薬で起こる副作用の主な症状と生薬について、以下の表にまとめています。

生薬名 副作用の症状
甘草(かんぞう) 「偽アルドステロン症」「低カリウム血症」「ミオパシー」血圧上昇、むくみ、手足のしびれやつっぱり感、筋肉痛など
麻黄(まおう) 有効成分のエフェドリンによるドーピング反応、動悸、不眠、多汗、食欲不振、みぞおちの痛み、下痢、排尿異常など
附子(ぶし) 唇や舌のしびれ、手足の麻痺やしびれ、吐き気や嘔吐、動悸、脈の変化、のぼせ、発汗など
地黄(じおう) 胃もたれ、胃痛、食欲不振、下痢など
黄ゴン(オウゴン) アレルギー反応として、「間質性肺炎」「肝機能障害」発熱、空咳、呼吸困難、眼球の白目の部分や皮膚が黄色くなる黄疸、全身の倦怠感や痒み、食欲不振、不眠など

漢方薬のイラスト

漢方薬のよくある質問

病院などで処方してもらう漢方薬と、ドラッグストアなどで自分で選べる漢方薬の違いは何ですか?
漢方薬(漢方製剤)に含まれる生薬成分は同じです。医療用漢方製剤が医師の診察に基づいて選ばれるのに対し、ドラッグストアなどで売っている一般用漢方製剤は、服用者自身で選び、購入することができます。なお、一般用漢方製剤は安全性を考慮して、1日の服用量中の成分量が少ない場合があります。
漢方薬と西洋薬の違いについて教えてください。
西洋薬は基本的には単一成分、漢方薬は多成分です。
西洋薬の多くは、単一成分であり、一つの症状に対して1剤を投与します。このため、効果は強力であるものの、いくつもの病気が重なって症状が複雑になると薬の種類も多くなりがちです。一方、漢方薬は複数の生薬が組み合わされた薬剤であり、多成分であることが特長です。このため、複数の症状に対して1剤で対応できるケースもあります。
漢方薬は速く効きますか?
ほとんどの漢方薬が服用してしばらくすると効果が出ます。例えば、風邪のときの葛根湯や麻黄湯が効果があったり、いわゆる「こむら返り」と呼ばれる足がつった状態では「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」という漢方薬が有効です。その他胃もたれや胃痛、腹部膨満感など胃腸に問題があるときは、「六君子湯(りっくんしとう)」や「大建中湯(だいけんちゅうとう)」、「安中散(あんちゅうさん)」などを用いると、症状が速く良くなります。
漢方薬は、どんな人に多く使われますか?

高齢者と女性が服用される割合が多いです。
医療機関で漢方薬が多く処方されるのは、高齢者と女性が多いです。
高齢の方々では加齢に伴う虚弱や食欲不振、女性では不定愁訴や更年期に伴う諸症状などに対して漢方薬が使われることが多いです。
この他にも、性別年齢問わず、風邪や疲労倦怠感、便秘、頭痛など様々な症状に対し、一人ひとりの体質に合わせて漢方薬が処方されています。

医療用漢方薬の年齢別利用者

医療用漢方薬の年齢別利用者

服用するのは食前か食間がいいということですが、食間とは食事中のことですか?
「食間」とは、食事中ではなく、食事と食事の中間という意味で、食後2~3時間後をいいます。
補足として「食前」とは、食事の前30分から1時間を言います。「食後」とは、食後30分位までを言います。
飲み忘れた場合、2回分を1度に飲んでもいいですか?
2回分を1度に飲むことは止めて、1回分だけ飲むようにしてください。ただ、その場合も1日2回服用の薬は次の服用までの間隔を6時間以上、1日3回服用の薬は4時間以上あけるようにしてください。
漢方薬は、お茶やジュース、牛乳やアルカリイオン水など、水以外のもので飲んでもいいですか?
「濃いお茶」「ジュース」「牛乳」「アルカリイオン水」などは薬の吸収に影響し、効果に影響を及ぼすことがありますので、避けましょう。「水」や「白湯」で服用してください。
漢方薬を他の薬と一緒に飲んでも問題ないでしょうか?
いくつかの漢方薬を併用した場合や西洋薬の成分が漢方薬と重なった場合、特に甘草、麻黄、大黄、附子などが含まれている漢方薬は注意する必要があります。
詳しくは薬剤師、登録販売者または発売元にお問い合わせください。
漢方薬が苦くて飲みにくいのですが、どのようにして飲むとのみやすくなりますか?
漢方の粉薬をオブラートに包んで服用したり、市販の漢方薬用の服薬ゼリーなどで、服用したり(漢方薬をゼリーに溶かし込むのではなく、ゼリーに挟んで飲み込むようなイメージです。)とよろしいかと思います。
特にお子さんは、牛乳で服用したりするのも一つの方法です。小さな子どもの場合、水やお湯などではまだ味や香りを強く感じ飲むことを嫌がってしまうかもしれません。そのような場合は、ゼリーやヨーグルトを利用しましょう。
それでもまだ漢方薬の味や香りが気になるようであれば、味の濃いジャムなどに混ぜて飲む方法も試してみましょう。ある程度成長した子どもや大人であればハチミツに混ぜても構いませんが、1歳未満の乳幼児は乳児ボツリヌス症にかかる恐れがあるので避けなければいけません。

漢方薬の上手な飲み方

  • はじめにコップの水または白湯(さゆ)を口の中に含みましょう。
    この時点で水は飲み込みません。
  • 漢方薬を口に含んだ水の上に上手に落とします。
    開け口を水につけないように気をつけてください。
    口の中の水と漢方薬を一気に飲み込みましょう。
  • 更にコップの水または白湯(さゆ)を飲みましょう。

漢方薬を飲みやすくするコツ

*「インターネット受付」「お電話でのご予約」は、予約の人数が上限に達した場合は、予約を終了することがございますが、ご了承ください。

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